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大極殿本舗 六角店 栖園 月替わりの蜜で楽しむ『琥珀流し』 「京都・和の菓子めぐり」vol.1

大極殿本舗 六角店 栖園 月替わりの蜜で楽しむ『琥珀流し』 「京都・和の菓子めぐり」vol.1

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六角堂から徒歩3分。 ベンガラ格子に大きな暖簾が目をひく明治18年創業の京菓子店。 盆地で蒸し暑い京都の夏を涼しく暮らせるようにと、北から南へ抜ける風の通り道がつくられた町家の入り口では、ひらひらと手招きするように暖簾が揺れています。

六角堂から徒歩3分。
ベンガラ格子に大きな暖簾が目をひく明治18年創業の京菓子店。
盆地で蒸し暑い京都の夏を涼しく暮らせるようにと、北から南へ抜ける風の通り道がつくられた町家の入り口では、ひらひらと手招きするように暖簾が揺れています。
四季折々に様相を変える菓子だけでなく、店頭の暖簾の移り変わりも常連の楽しみの一つとなっているようです。
なかでも、雨が降ってほしい時にだけ出すという雷の意匠は、レア度もあって人気の一垂れ。

喫茶の看板商品でもある「琥珀流し」は月ごとに蜜が変わるため、いつ訪れても楽しく、またお目当ての蜜が巡ってくるまでに恋しさが募るひと品。
一般的な小さな角切りの寒天とは異なり、こちらは手割りの大振りなサイズとなっています。
食感もシャキ、プリッとした弾力のあるタイプではなく、口の中でほろりと解けるようなやわらかく繊細な口当たり。
毎月、魅力的な蜜が用意されていますが、一度はいただきたいのが7月の「ペパーミント」。
清涼感のある甘さのミント蜜のなかに、ミントのゼリーと寒天が泳いでいる様はなんとも涼しげです。
ゼリーと寒天、食感の違いを楽しみながら、食べ進めます。

また、他の月は煎茶がセットですが、7月だけはサイダーが添えられているのも特別感があって嬉しいポイント。
甘さ控えめのサイダーは、口直しに飲んでもよし、琥珀流しの器に注いで一緒に楽しむもよし、どうぞお好みで。

また、定番のカステラの他、夏季限定の「レース羹」も手土産に人気の高い商品。
皮ごとスライスした檸檬を寒天に浮かべ、レース模様に見立てたハイカラなビジュアルで昭和初期から親しまれています。

「京都きものパスポート」協力店でもある同店では、きものでお越しの方には商品および喫茶5%offの特典があります。
ぜひ、散策のひと休みに季節の暖簾をくぐってみてください。

素敵な甘味に癒されること、間違いなしですよ。

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