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リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA「着物映えレストラン」

『リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA』 「ひとりで愉しむ着物映えレストラン」 vol.3

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思わずシェアしたくなる写真が撮れる「着物映えレストラン」をご紹介!今回は、横浜らしさのぎゅっと詰まったベイサイドレストラン『リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA』。ステキなレストランでゆっくりと、ひとりだからこその時間を愉しんでみてはいかがでしょう。

これからの“withコロナ時代”、いかに自分時間を充実させるかにフォーカスしはじめた方も多いかと思います。

お仲間とわいわい集うのも良いけれど、ひとりの時間もまた良し!
ステキなレストランでゆっくりと、ひとりだからこその時間を愉しんでみてはいかがでしょう。

フォトジェニックな着物姿をシェアして

ひとりで過ごす時間では五感が研ぎ澄まされ、意識が敏感に!
ステキな空間はよりステキに、おいしいお料理はよりおいしく感じられるのではないかと思います。誰かとともにする食事とは、また違った格別な時間だと感じるのではないでしょうか。

そしてそのひと時をステキに撮って、着物仲間や友人達とシェアできたら…
着姿のシェアは着物愛好家にとって欠かせない愉しみのひとつ!せっかくですのでとびきりの一枚が撮れるよう「着物が映えるフォトジェニックなレストラン」を選びませんか?

素敵な自撮りスポットや映えるオブジェがあったり!
思わずシェアしたくなるような写真が撮れる、着物映えレストランをご紹介いたします。

今回の「ひとりで愉しむ着物映えレストラン」は…

諸外国と日本を結ぶ港町として発展してきた横浜。
海を借景とし、歴史の重みと異国情緒を漂わせながら、現代のトレンドを集約した街は、ニュアンスがありとても魅力的。

海を臨むレストラン

そんな横浜の持つ個性を存分に活かしたレストラン、
それが今回ご紹介する『リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA』です。

ベイブリッジを臨むウォーターフロントに位置し、非日常を味わうのには最高の舞台♡

着物姿で海を眺める

横浜駅東口から徒歩7分。レストランへは、客船をモチーフにしたデザインが印象的な商業施設、横浜ベイクォーターへと続く歩道橋“ベイクォーターウォーク”を使うとあっという間。

“ベイクォーターウォーク”を抜けると、突如現れるオレンジ色の瓦屋根が印象的な南欧風の建物。とってもステキで思わず「ワオ♡」となりますよ!

建物に誘われるように

ブライダル施設でもあるこちらには、趣の異なる4タイプの会場とチャペルを併設しているので、お目当てのレストランではなく、ウェディング会場に迷い込んでしまったり!なんてことも。レストランは3階にありますのでお間違えなく。

こちらの長い長い階段の先がレストランが。
頑張って上った者だけが味わえる素敵な空間と美味しいお食事を楽しみに、お上り下さいね!

レストランまでの長い階段
レストランのある3FはNY風

レストランのある3階はNYの豪華なペントハウス風。
横浜駅周辺とその向こう、みなとみらいのビル群までをも見渡せる、なんともパノラミックなビューが楽しめます。水をたたえた開放的な空間は、正に都会のオアシスといった感じ。のんびりとリラックスしていただく至福のランチタイムが期待できますね。

さて、今回はウェディングにも使われるレストラン。
広々とした華やかな場に負けぬようお着物は訪問着を、南欧風の建物に馴染むようお柄がモダンでドレスライクなものにしました。

訪問着はなかなか着て行く場所がないという方もいらっしゃいますが、こういった場所でしたらどうでしょう。
ぴったりではないかしら?

訪問着のお出かけスタイル
しっかり着姿チェック

美肌演出には欠かせない外光が、たっぷりと差し込む店内。
出迎えてくれるのはステキな鏡張りの柱!デザイン性のある鏡ですと、着姿チェックの際もウキウキとしますね!

ふと窓の外に目を向けると、ちょうどシーバスが通り過ぎてゆくタイミング。こちらはシーバス乗り場も近いので、食事の後に水上を楽しむのもありかも♡とさらにウキウキと!

=窓から覗くシーバス

真夏日だったこの日は、肌に触れた時の冷んやり感がうれしいビーズ半衿に。
汗ばんでもさっと拭けるのがありがたい限り!夏のお助けアイテムです。

開け放たれた窓からはバルコニーへも出られますのでぜひ!
なんとも形容しがたいステキな香りが漂っているので、風と光の心地よさとともに、こちらも感じてみて下さい。

バルコニーで風と光を
潮風をほんのりと感じて

こんな香水があったら…!と思わず夢みてしまう、潮の香りにほんの少しだけイタリアンなグリーン、そしてこの街このレストランのハイセンスな薫りをもプラスした、スペシャルなパフューム。

トップノートを愉しみながら、ミドルノート、ラストノートと想像してゆくのは楽しいものですよ!

さてお食事♡

今回いただいたのは、ロゼスパークリング&カフェフリーの付いたレディースランチ。
なんとデザートには、3段のアフタヌーンティースタンドでサーブされるというコース♪

美しいカトラリー
アラビアンナイトのテーマのお品書き

私の訪れた8月はアラビアンナイト(千夜一夜物語)をテーマにしたデザートでした。
ちなみに9月からは不思議の国のアリスだそうですよ!

コースに付くロゼスパークリングはスペインのもの。
かわいらしい見た目とは裏腹に、きりりとしたカヴァで、暑かったこの日にぴったり!

スペインのスパークリングワインを食前に
至福の一杯をお着物で

よく冷えて至福の一杯でした♪

コース一皿目。

「 鰤と夏野菜のインサラータ バジルと梅のソース 」

鰤と夏野菜のインサラータ バジルと梅のソース

インサラータとはイタリア語でサラダという意味だそう。
鰤のマリネに夏野菜とイタリア産の大麦(オルツォ)が添えられたサラダ仕立てのひと皿。

こちらはとにかくソースが美味しくて!
爽やかな酸味の梅ソースと風味豊かなバジルソースが添えられているのですが、特にこのバジルソースが絶品!バジルに白ごまと白みそを加えているそうで、いい具合に和に傾いた、でもしっかりとイタリアンという絶妙なお味。

鰤のスライスには厚みがあり、カルパッチョというよりはお刺身風。
それがまたとろっとした濃い目のソースに良く合うのです!
見た目はスタイリッシュですが、食べるとなぜかほっこりという、意外な美味しさのひと皿でした。

「 ホワイトコーンの冷製スープ 」

ホワイトコーンの冷製スープ

糖度の高い北海道産のホワイトコーンを使用しているそうで、スープは綺麗なオフホワイト!アクセントのオリーブオイルが、キラリと光って映えていましたよ!

冷んやりさらっとなめらかな、夏の上品スープでした。

メインの前に赤ワインを。

「 レ・ヴィニュロン・パリジャン、 オスマン 2016 シラー 」

レ・ヴィニュロン・パリジャン、 オスマン 2016 シラー

フランス・パリで醸造と瓶詰めをしているという、話題のミクロ・ワイナリーのもの。
都会で、それもパリでワインを造っているだなんて知りませんでした!こういった未知のワインとの出逢いが本当にうれしい♪

シルキーでアロマティック、うっすらスモーキーなフルボディ。好みのワインの登場にうふふふふっ♡

米粉を使ったもちもちパンと、メインが来るまでワインタイムを楽しみました。

米粉を使用したパン

「 フランス産BBCポークのグリル フォンドヴォーソース 」

フランス産BBCポークのグリル フォンドヴォーソース

BBCといえば英国放送協会。なのにフランス産?と首を傾げたら、このBBCとは、人間の健康は健康な動物の飼育からと考える、Bleu-Blanc-Coeur(ブールブランクール)協会の頭文字だそうです。

牧草に加えて、亜麻仁・アルファルファ・ルピナスなどを餌に混ぜて、お肉や脂身にオメガ3を多く含ませているのだとか。

やわらかくてしっとり、脂もあっさりとして上品なお味。
添えられた、地味深い味わいのジャガイモと黒米のピューレ、コクのあるフォンドヴォーソース、当然のことながらどちらとも相性抜群でした。

ひとりだからこその愉しみ

ひとりですもの、自然とお味に集中!フランス産BBCポークとパリワインのマリアージュを目一杯愉しみました!

ところでみなさま、お化粧室に立たれる時は何をお持ちになりますか?大きなバッグごと持っていかれる方を多く見かけますが、私はスリムでコンパクトな数寄屋袋を。

貴重品と口紅1本、そしてハンカチを入れてバッグ IN バッグに!さっと取り出して席を立ちます。テーブル間を抜けてゆく時も、断然スマートに見えますよ♪

数寄屋袋でスマートさを演出

さてお待ちかね!
アフタヌーンティースタイルでいただくデザートです!!

アフタヌーンティーでは、一番下のサンドウィッチの段からスコーンの中段、スイーツの上段へと食べ進めてゆくのがお作法ですが、今回はすべてがスイーツというスペシャルバージョン!好きな物からつまんでゆくことに。

上段のスイーツは…

・マンゴーとお花ベリーヌ
・ジャスミンティーのカップケーキ
・魔法のランプクッキー

上段のスイーツ
中段のスイーツ

中段のスイーツは…

・アラビアンナイトブランマンジェ
・マカロンピスタチオ
・砂漠のオアシスムース

そして下段には…

・ピラミッドのムース
・タイガーのチョコバナナタルト

下段のスイーツ
お着物とスイーツ

お紅茶とともに、夏らしい砂漠のオアシスムースからいただくことに。

どれも甘さ控えめで繊細!あっという間に3段を完食!

今回はカフェフリーでしたので、最後にアイスコーヒーもいただきました。
カラカランという氷の音が漂わせてくれる涼味が、心地よくコースを締めくくってくれました♡

食後のアイスコーヒー
クッキーの魔法のランプをこすって

魔法のランプをこすってみたり。

カップケーキに付いていたティアラを乗せてみたり。

いくつになっても“ごっこ遊び”は楽しいものですね!

昨年11月にドバイの7つ星ホテルでアフタヌーンティーを愉しんだ際に、こんなステキなところで着るなら!と頭に浮かんだのがこのお着物。ドバイの女性が身に纏う民族衣装、黒の“アバヤ”に準じて着るのにぴったりでは?と。

次回に思いをはせて

今回のデザートで、思いがけず着物でアラビアンを体験でき、楽しかった旅の思い出も蘇り、大満足でした!

さて、9月のアリスのティーパーティーにはどんなお着物が合うかしら?不思議の国のアリスバージョン、綺麗な水色のお着物で、アリス気分を楽しまれてはいかがでしょうか♡

「ひとりで愉しむ着物映えレストラン」いかがでしたか。

親切なスタッフの方と

『リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA』のみなさまにご協力をいただき、おかげさまで今回も無事に記事が完成いたしました。この場を借りて、お礼申し上げます。

みなさまが、着物をより一層愉しめますように。

スタッフの方と談笑

さて次回は、どのレストランにしましょうか。

あとがき

ガス灯

ガス灯が日本で初めて設置されたのがここ横浜。
歴史を辿ってみると、文明開化によって開港場に選ばれるまでここ横浜は、小さな半農半漁の村だったそう。ろうそくの灯りで暮していた当時、ガス灯は「キリシタンの魔法」と例えられるほどだったとか。横浜の人々はさぞ驚いたのでしょうね!

西洋から様々な文化や技術を取り入れてきたこの地にあって、また新たな文明開化の音を響かせているのがこちらのレストラン。

横浜に南欧リゾート風の建物、そのレストランはNYのペントハウス風。お料理はイタリアンながら和の調味料も、フランスの食材も。イタリアンのコースに、デザートはアフタヌーンティー風。これにはイギリス人もさぞびっくりするのではないかしら?

文明開化を感じながら
独自のスタイルを感じて

『リストランテ マンジャーレ ウォーターエッジ YOKOHAMA』は、あらゆる垣根を超えることをものともせず、わっさわっさとかき集め、独自のスタイルへと昇華。いいとこ取りとはまた違う、確固たる軸が感じられるのは、開港160年という横浜の歴史をも、まるごとブレンドしているからなのでしょうか。

なんともいえない独特の魅力を堪能した後、長い長い階段を下りながら…その魅力の出どころは何処なのか、と考えつつステキなひとときを締めくくりました。

余韻を感じながら階段をおりる

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