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晩秋の候 ―寒露から霜降 「感じたい、七十二候」vol.3

晩秋の候 ―寒露から霜降 「感じたい、七十二候」vol.3

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秋にふさわしい色や文様、温もりを感じる縮緬や真綿紬などを、心も体も求めているのを感じます。着る機会を増やして、秋のお洒落を満喫しましょう。

2024.09.03

よみもの

仲秋の候 ―白露から秋分 「感じたい、七十二候」vol.2

よみもの

岡田知子さんのコラム「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」(全12回)

地球の地軸の傾きのおかげで、さしもの夏も衰え、秋へと交代する時期がやってきます。

秋へと交代する時期

その変わりようは肌で体感するだけでなく、店頭に並んだ松茸やお芋、栗や柿、青みがかったみかんなどの彩り鮮やかな食べものを見ても感じられます。

衰えていた食欲をおおいに刺激されますので、肥えないよう気をつけながらも、たくさん味わいたいものですね。

寒露のころ

寒露

二十四節気の「寒露」には、

鴻雁来こうがんきたる
菊花開きくはなひらく
蟋蟀在戸しっそくこにあり

の三つの候があらわれます。

2020.10.07

まなぶ

寒露:草木に降りる露が冷たく感じられる、袷の季節! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

第四十九侯/鴻雁来こうがんきたる 十月八日~十二日ごろ

鴻雁来

秋は、北方の鳥たちが越冬のために渡ってくる季節。

各地の田畠や湖、沼地や河川にハクチョウやマガン、いろんなカモたちがやってきます。

澄んだ青空のもと隊列を成して飛ぶ姿や、ススキと雁、葦とカモといった組み合わせの文様は、そんな渡り鳥の姿をよく見て描写されています。

第五十侯/菊花開きくのはなひらく 十月十三日~十七日ごろ

菊花開

さまざまな菊の花が咲くこのころは、旧暦の「重陽の節句」と重なる時期でもあります。

2021.09.07

まなぶ

菊花を満喫する”重陽の節句” – 嵯峨御流「はじめましょう 花であそぶ節句」vol.4

清らかで香り高く、不老長寿の力があると信じられ尊ばれてきた菊。

家の内外で愛でられるだけでなく、各地で見事な菊花の鑑賞会が開かれたり、御膳でも食用の菊花が彩りを添えてくれます。

2021.07.31

まなぶ

鍵善良房 『菊寿糖』の“かいらしさ” 「和菓子のデザインから」vol.5

第五十一侯/蟋蟀在戸きりぎりすとにあり 十月十八日~二十二日ごろ

蟋蟀在戸

キリギリスとありますが、江戸時代の昆虫図譜を見ると「蟋蟀」にはコオロギが描かれています。コオロギは現代の人にも馴染み深い虫の音ではないでしょうか。

なかでも、ツヅレサセコオロギの鳴き声を「肩させ裾させ綴れさせ」と例えて、夜は戸口から聞こえる虫の音とともに、針仕事に勤しんだのでしょうか。

寒さに備えて衣類を整えていた人々の暮らしを想像します。

霜降のころ

霜降

二十四節気の「霜降」には、

霜始降しもはじめてふる
霎時施こさめときどきふる
楓蔦黄もみじつたきばむ

の三つの候があらわれます。

2020.10.22

まなぶ

霜降:霜が降りはじめ、秋が終わりを告げる季節! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

第五十二侯/霜始降しもはじめてふる 十月二十三日~二十七日ごろ

霜始降

温暖化で遅くなってはいますが、北の大地から霜が降りてきはじめるころ

霜は畑の野菜や果樹などの農作物にダメージを与えるため、天気予報などで霜注意報という言葉も聞かれるようになります。

朝夕の外気に、肌がスッと引き締まるのを感じられるようになる時期。

第五十三侯/霎時施こさめときどきふる 十月二十八日~十一月一日ごろ

霎時施

北西からの冷たい風が吹きはじめるころ、急に雨がパラパラ降ってくることがあります。

とくに山間では上空の空気が冷やされて、少しばかり雨に見舞われることも。

本格的な降りではないのですが、外出のさいには、折り畳み傘があると便利です。

2023.06.21

よみもの

自分だけの“雨の日の綺麗“を探しに 「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」vol.3

第五十四侯/楓蔦黄もみじつたきばむ 十一月二日~七日ごろ

楓蔦黄

ニュースや天気予報では、春の桜前線のように「紅葉前線」と称して、北部や山間部から色づく紅葉の様子を伝えるようになります。

まわりを見渡せば、都会の街路樹でも葉っぱの色が濃い緑から褪せてきているのが見られるようになります。今年の紅葉はどんな具合か、気になるところですね。

2023.11.27

よみもの

妙心寺塔頭『桂春院』、紅葉狩りは静かにゆったりと 「京都できもの、きもので京都」vol.6

心待ちにしていた着物の季節

秋の変化は街ゆく人たちのファッションにも見てとれます。特に着物好きには、単衣から袷へと衣替えして、心待ちにしていた着物の季節の到来です!

秋にふさわしい色や文様、温もりを感じる縮緬や真綿紬などを、心も体も求めているのを感じます。

着る機会を増やして、秋のお洒落を満喫しましょう。

2023.10.25

まなぶ

晩秋に愉しむキレイ色 「今井茜、季節の着物コーディネート」vol.8

2021.10.07

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衿元に秋実る! ~神無月(かんなづき)の巻~ 「十二ヵ月のアンティーク半襟」vol.6

2022.09.24

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”神無月(かんなづき)”と”神在月(かみありづき)” 「3兄弟母、時々きもの」vol.12

2021.10.05

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神無月、まだ見ぬ美を求めて 「現代衣歳時記」vol.9

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