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仲秋の候 ―白露から秋分 「感じたい、七十二候」vol.2

仲秋の候 ―白露から秋分 「感じたい、七十二候」vol.2

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日中はまだ暑くても、夜空の透明感が増し、月や星の光も冴えて感じられるようになります。今年の「仲秋の名月」は九月十七日とか。

2024.08.03

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初秋の候 ―立秋から処暑 「感じたい、七十二候」vol.1

よみもの

ちょっとだけ、ていねいな暮らし

厳しい残暑が続きますが、それでももう九月です。

日中はまだ暑くても、夜空の透明感が増し、月や星の光も冴えて感じられるようになります。今年の「仲秋の名月」は九月十七日とか。

名月を愛でられたらいいですね。

ハギ、ススキ、クズ、カワラナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウなど、旧来の秋草でなくても、その土地その地域で馴染みある草花や実りを供えて、名月を愛でられたらいいですね。

2023.10.12

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お月見団子で一献 「#京都ガチ勢、大西さん家の一年」vol.10

白露のころ

白露

二十四節気の「白露」には、

草露白くさのつゆしろし
鶺鴒鳴せきれいなく
玄鳥去つばめさる

の三つの候があらわれます。

2022.08.21

まなぶ

夕風に秋への移ろいを見出す長月 「月々の文様ばなし」vol.6

第四十三侯/草露白くさのつゆしろし 九月七日~十一日ごろ

草露白

「陰気ようやく重なりて露こごりて白色となれば也」というのが「白露」の意味だそうです。

このころ夜明け前の涼しい空気で冷やされて、生い茂る草の葉などに露が溜まるのを見かけるようになりますが、その様子を「露芝」という文様にした昔の人のセンスに感心します。

第四十四侯/鶺鴒鳴せきれいなく 九月十二日~十六日ごろ

鶺鴒鳴

うちの近くでよく見かけるのは、白黒模様のハクセキレイという種のセキレイで、道端などで尾を上下にフリフリさせて歩いている姿が愛らしくて好きですが、鳴き声を検索してみましたら、聞き覚えのある声。

この鳴き声がハクセキレイのものだったのかと、今になって知りました。

第四十五侯/玄鳥去つばめさる 九月十七日~二十一日ごろ

玄鳥去

夏の間そこここで見ていたツバメの姿。

都会の一角でも、どこから泥を集めてくるのか健気に巣作りをし、空を飛び回って子育てをし、電線にとまってクルクル鳴いていた彼らも、気づけばいつの間にか姿を消しています。

空っぽの巣を見て、また来年、無事にきてくれますようにと願います。

秋分のころ

秋分

二十四節気の「秋分」には、

雷乃収声かみなりすなわちこえをおさむ
蟄虫培戸むしかくれてとをふさぐ
水始涸みずはじめてかる

の三つの候があらわれます。

2020.10.07

まなぶ

寒露:草木に降りる露が冷たく感じられる、袷の季節! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

第四十六侯/雷乃収声かみなりすなわちこえをおさむ 九月二十二日~二十七日ごろ

雷乃収声

これは春分のころの「雷乃発声かみなりすなわちこえをはっす」 と対になっている侯。

夏の間たびたび発生していた雷も、秋分をさかいに静かになるのだそう。

昨今は温暖化も絡んで大荒れになることが多いようですが、はたして雷さまの声が収まるかどうか、観察してみようと思います。

第四十七侯/蟄虫培戸むしかくれてとをふさぐ 九月二十八日~十月二日ごろ

蟄虫培戸

自然界の虫たちは、人よりも季節の変化に敏感で、このころから冬籠りの支度に入るようです。

成虫のまま越冬する虫もいますが、山椒の木でナミアゲハチョウの成長を見守った年、私たちが残暑に心をもっていかれている時も、秋の幼虫たちはすでに心得ていて、蛹になる準備をしていました。

第四十八侯/水始涸みずはじめてかる 十月三日~七日ごろ

水始涸

稲もたわわに実ったころ、田んぼに水を引き入れていた口には栓がされます。水が落ちて、頃合いをみて日を選び、稲刈りがはじまります。

子供のころ、母方の実家へ稲刈りの手伝いに行くのが楽しみでした。

子供でしたから、お昼やおやつのお運びが主でしたが、今も田んぼがあるお家では、運動会や遠足と同じくらい大きなイベントですね。

仲秋の候を感じてみましょう

厳しい暑さを辛抱してきて、草木や鳥や虫たちだけでなく、人も疲れが出てくるころです。

季節の変わり目ですから、少し調子を落としてゆったりと眠り、旬の美味しい食べものをいただきながら、心と体を整えたいものですね。

2023.09.21

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