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【しし座】大輪の花のような存在感 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.2

【しし座】大輪の花のような存在感 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.2

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京都きもの市場の膨大な着物・帯・小物のなかから、毎月、その星座に似合うコーディネートをSayaさんが提案していく連載。今月は「しし座」です！

2024.06.21

よみもの

【かに座】癒しのエネルギーとフレッシュさ 「12星座で選ぶ、わたしに一番似合う着物」vol.1

「占星術 × 着物」とは？

「その人の魅力を引き立てるきものは、星座ごとに違う」という前提で始まったこちらのコラム。

今月は、しし座生まれに似合うコーディネートをアストロロジー・ライターのSayaさんに提案してもらいました。

Sayaプロフィール

Saya プロフィール

1971年、東京生まれ。京都在住。1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。2021年より着付けを習い始め、きものの魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。

「しし座」におすすめのコーディネート

しし座

「日本を代表する女優さんには、しし座がすごく多いんですよ。

北川景子さん、米倉涼子さん、天海祐希さん、菅野美穂さん……みなさんしし座生まれなんです。主役級の華やかさと強さをお持ちの方ばかりですよね。

ステージで輝くのがしし座ですから、”ここぞ”という舞台やパーティで華麗に訪問着を着こなすイメージです。

小紋にしても、大柄がいい。しし座さんには大輪の花のような存在感があるので、総柄の華やかな着物や、最高峰の工芸品の力強さに負けることがないはずです」

【コーディネート1】しし座さんに負けず劣らず華やかな十日町紬で、一身に注目を浴びて

夏生まれのしし座さんを守護するのはズバリ太陽。そのため、スポットライトがよく似合い、注目を浴びるほど輝く性質をもっているのです。

牡丹や菊花模様に金彩加工、金駒刺繍を施した十日町友禅の訪問着は、しし座さんに負けず劣らずの華やかさ。

帯合わせは、西陣の名門機屋『加納幸』さんの葡萄唐草の袋帯でいかがでしょうか。

焦茶色の帯地が華やかでありつつ、洗練された趣を醸し出しそう。

しし座のコーディネート①アップ03
しし座のコーディネート①アップ04

帯揚げを着物と同系色の薄水色にすると、すっと澄んだ印象にもなります。

しし座のコーディネート①アップ01
しし座のコーディネート①アップ02

【コーディネート2】希少な京友禅の小紋で、自分らしい着姿を演出して

しし座さんが生きがいを感じるのは、しし座を守護する太陽のように「世界でたったひとつの存在」となっている実感があるとき。

そのため着物を選ぶときにも、ありきたりのものには興味がもてず、希少品に心惹かれる傾向があります。

京友禅の名門『岡重』さんの小紋は、そんなしし座さんにぴったり。シボ感のある浜ちりめん地に「梅椿尽くし」を一面に染めあげた、古典的な華やかさのある一枚です。

合わせたのは琉球紅型の人間国宝、玉那覇有公さんの名古屋帯。煤竹色の地がシックさも加えてくれるはず。

しし座のコーディネート②アップ01
しし座のコーディネート②アップ02

2020.10.30

インタビュー

岡重 OKAJU 四代目　岡島重雄さん

2022.10.31

まなぶ

琉球紅型　玉那覇紅型工房（沖縄県那覇市）「バイヤー野瀬の、きもの産地巡り」vol.1

【コーディネート3】紅花と藍の二重染めのきものに琉球の袋帯で、洗練の着こなし

しし座さんが求めるのは「希少性」というお話をしましたが、こちらの紬は、地機で織り上げた紅花染めの紬に絞り加工を施し、さらに藍を重ね染めした珍しいもの。

これ以上はできないほどに手をかけた最高級のお品です。沖縄・読谷村の草木染め『工房真南風』の花織りの袋帯を合わせたところ、自然ななかにも洗練された表情を見せてくれました。

「空花」という名前そのものが琉球の香りを届けてくれるようです。

しし座のコーディネート③アップ01
しし座のコーディネート③アップ02

2023.01.17

まなぶ

首里織　工房真南風（沖縄県中頭郡読谷村）「バイヤー野瀬の、きもの産地巡り」vol.2

来月は、「おとめ座」に似合う着物コーディネートを提案します。どうぞお楽しみに！

Saya

Saya

1971年、東京生まれ。京都在住。
1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。
2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。
2021年より着付けを習い始め、着物の魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。
著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。

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