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花と料理を楽しむビストロ『2éme MAISON』「京都、きものご褒美時間」vol.1

花と料理を楽しむビストロ『2éme MAISON』「京都、きものご褒美時間」vol.1

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私の大好きな、尽きることない魅力に満ちたこの街、京都。五条大橋の西側に佇むビストロ兼カフェ『2éme MAISON(ドゥージィエムメゾン』を訪ねました。

よみもの

「京都できもの、きもので京都」

着物で過ごす時間

美味しいごはん、甘いものに珈琲、ご褒美のお酒。

特別変わったことでもないですが、日常のこのささやかな時間が大好きです。

カウンター後ろ姿ほほえむ

私は生まれも育ちも京都ですが、この古くて新しい街で過ごす時間にはいつも、どんな発見が隠れているのだろうとワクワクしています。

観光客で賑わうエリアも少し歩いただけで自然豊かな景色が広がっていたり、ふと思いつきで路地裏をのぞいてみると、素敵な町屋レストランが隠れていたり。

そんな魅力あふれる京都でみつけた素敵な空間と、着物で過ごす心地よい時間を、等身大の着物スタイルでお届けいたします。

お花と料理?『2éme MAISON』

店内を見渡す

今回訪れたのは、五条大橋の西側に佇むビストロ兼カフェ『2éme MAISON(ドゥージィエムメゾン』

お昼からお酒が飲める大人向けのカフェといった感じでしょうか。

大きな木製の扉を開けると、さまざまな形をした植物やドライフラワー、アンティーク家具たちが並んでいます。

ディスプレイ01
高い天井

天井は高く、年季の入ったコンクリート調の壁。開放的でヴィンテージな空間に、フランスの田舎町を思わせるような日本離れした雰囲気に惹き込まれます。

京都は町家が多く古い建物がたくさん残されているので、”アンティーク”な雰囲気は、洋風でもどことなく調和が感じられ、鴨川を臨む古都の風情にも不思議となじみますね。

ディスプレイ02

センスよく陳列されたアンティークの器たちは、それもそのはず、オーナーさんの本業が古物のお取り扱いなのだそう。

古いものを集めるのが得意なオーナーさんが創り上げたヴィンテージな空間は、気取らずとても居心地が良いものでした。

大きな窓からは光が差し込み、植物が色鮮やかに、シックな空間を彩って。

植物を背景に

室内に植物があると、お洒落ですし気持ちも良いな……

最近引っ越しをしたのですが、こんな感じで植物をたくさん置いたら、お洒落な部屋になるのでしょうか?センスが問われるのか、私がするとジャングルになりそう。

モダンクラシカルな着物コーデで

そんな、”植物”と”アンティーク”要素たっぷりの空間に合わせての今回の着物コーディネート。

コーデ全身

ホワイトベージュの着物に、蔓花模様が目を惹く青緑色の染め帯で”モダンクラシカル”をテーマに。

自然光と、明るすぎない照明が良い感じに折り合う『2éme MAISON』は、正午から23時まで開店。お店の雰囲気に合わせて、薄暗くなっても映えるホワイト系の着物を選びました。

ボダニカルがリンク

ちょうどお店の植物と、帯の柄のボタニカル要素がリンク。これは意図的ではないのですが……

ラフなタッチのほどよい抜け感が、お店の雰囲気にぴったりです。

本日のご褒美時間

カウンター後ろ姿アップ

さて、大好きなワインでご褒美タイムです。

せっかくのお休みなので、気分を上げて過ごしたいもの。少しおめかしをした気分で装い、自分だけの特別な時間を過ごします。

もちろん洋服で過ごすのもいいですが、着物を着ると、何気ない空間や時間が特別なひとときへと変わる気が

ワイン

赤のグラスワインはさっぱりと飲みやすく優しい味わい。

ビールやハイボール、ノンアルコールもありましたが、一人ゆっくり過ごしたい気分の今日は、お昼間からワインをいただきます。

ワイン見つめる

カウンター席には空いたボトルやリキュール、季節の生花が並び、目にも癒しを感じながら一杯をゆっくりと。

ヴィンテージ感ただよう店内に着物を着た後ろ姿は、なんだか絵に出てきそう。時代を超えて大切に使われてきたアンティーク雑貨と、長い歴史のなかで愛され続けてきた着物はよく合います。

海外では”着るアート”とも呼ばれる着物。少しお洒落をした日は、自分が他の人の目に留まるとうれしいな、と思います。

一番楽しみな、アクセサリー選び

HARIO

帯留めには『HARIO』のガラスのものを。

雫のような、形のないデザインがちょうどいいアクセントに。ガラス素材は、どんな色柄にも馴染むので重宝しています。

そして、着物でも洋服でもコーディネートで一番大好きな瞬間が、耳元のアクセサリー選びです。

ピアスアップ

今回は、アンティーク雑貨やヴィンテージ風な内観に合わせて、シルバーマットの少し存在感あるピアスを選びました。

アクセサリーひとつでも全身の雰囲気が変わるので、洋服と同じように着物コーデでも、とてもこだわって考えます。時間のない朝につい迷いに迷ってギリギリの時間になってしまうことも……

ネイル

お洒落をする時には、相手や場所、自分の気分など、さまざまな物事をイメージします。

そう思うと、準備する時が一番ワクワクしているかもしれないな。

鴨川をのぞむ

五条大橋

『2éme MAISON』から一歩ふみだすと、そこはもう、鴨川をのぞむ五条大橋

すぐそばに小さな公園もあり、街中にあってほっとひとときの憩いの場所にも。

木の下

鴨川に降りてみても気持ちがいいですね。四条から五条まで来るだけでぐっと人通りも少なくなり、お散歩にもおすすめです。

鴨川沿い

観光地から少し離れて歩いてみたり、路地裏や住宅街を覗いてみたり……

京都は古き良き佇まいに、新しい空間があり新鮮な時間が流れています。

私の大好きな、尽きることない魅力に満ちたこの街を着物とともに。心地よく、気の向くままに、訪れていきたいと思います。

重たい扉

ずっしりと重たいアンティークの扉に苦戦。扉の文字にもオーナーさんの遊び心が。結構ワイルドな字体ですね

笑顔

気の置けない友人とのひとときにも

撮影クルーにはレモネードが人気でした

撮影クルーにはレモネードが人気

撮影/スタジオヒサフジ

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