商品番号:1555698
(税込)
【 仕入れ担当 竹中より 】
証紙などございませんが
過去の取り扱いからじゅらく 漢方染の
お品と思われます
染めと織りの先駆的クリエーター【じゅらく】より…
趣たっぷりのムード漂う創作すくい織袋帯をご紹介いたします!
ひと織、ひと織、お柄を調節しながら丁寧におりあげるすくい織。
すっきりと透け感とシャリを残した帯地は、実に繊細で軽やかな仕上がりです。
お目に留まられましたら、どうぞお見逃しなく!
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに着用跡、たたみジワがある程度で、
すぐにお使いいただける状態でございます。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 御色柄 】
すくい織の妙技が描き出す、夕暮れの山景。
自然の息づかいと静けさを帯びた、美の結晶。
こちらは、じゅらく製・すくい織による袋帯。
漢方染のやわらかな色彩と、手織りによる繊細な表現力が融合し、
まるで一幅の絵画のような山並みの風景が織り出された逸品です。
藍、紫紺、灰桜、白茶など、
自然界の色を思わせる穏やかな色合いが、
空と大地、そして遠くの稜線を重ねるように織り込まれ、
中央を走る柔らかなラインは、
まるで沈みゆく陽光の余韻や、雲間の光を連想させます。
すくい織は、文様部分を一つひとつ手作業で
掬いながら織り進める高度な技法。
織り手の感性と技術がそのまま反映されるため、量産では味わえない、
手仕事ならではの“ゆらぎ”と“温もり”が、この帯には確かに息づいています。
やさしく穏やかながらも、どこか芯のある存在感。
紬や上質なお召に合わせて、静けさと洗練を纏いたい大人の装いに最適です。
日常のなかに自然の美を取り入れるような、心を癒す一本となることでしょう。
【 じゅらくについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.329
※(現・川島織物セルコン 身装・美術工芸営業本部
じゅらく営業部)
豊臣秀吉ゆかりの聚楽第にちなんだ
五三の桐をモチーフに繭玉に見立てたロゴを使用。
じゅらくは帝王紫や黄金繭など素材や染料を開発し、
着物の概念を破る斬新な帯を作り続けてきた
西陣のトップメーカー。
御所人形(別名:伊豆蔵人形)を商いとしていた
伊豆蔵屋を祖とした伊豆蔵福治郎が、1930年(昭和5)に
はじめた織物業『伊豆蔵福機業店』に端を発する。
1964年に「じゅらく」に名を改めた。
現在、川島織物セルコンの子会社として運営しており、
完全受注正産制を取っている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%金属糸以外 長さ4.5m
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン お茶席、観劇、芸術鑑賞、ホテルランチ、お稽古事、行楽、ショッピング、ご友人との気軽なお食事、街着 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。