商品番号:1528172
(税込)
一目で心奪われる上品な光沢と彩り…
自信を持ってお薦めする、美しい配色の南風原花織着尺のご紹介です!
【仕入れ担当 吉岡より】
南風原花織の中でも、非常に高度な織技術を要する「喜屋武八枚」を入荷致しました!
独特の光沢を放つ織の風合い、淡くて上品な彩りの一枚は
琉球紅型の帯など存在感のある帯も美しく際立たせる、着回しバツグンの上質着物です。
他の産地の無地紬と同様に着こなしていただけ、帯合わせも本当に楽しくなります。
本場琉球の力ある織りものですので高級なお洒落袋帯を合わせて、
ちょっとしたパーティなどにも素敵です。
また、表裏ともにお使い頂けますので、
単衣でのお誂えにも大変オススメです!
なかなかご紹介の機会もございませんので…
織りのおきものファンの方は、どうぞお見逃しなきようにお願いいたします。
【色・柄】
淡い白藤色と湊鼠色を織り交ぜて、薄柿色に魅せる地色の中、
リズムに変化を加えた「変わり市松」の意匠。
品のあるしなやかな織り上がりで
洗練された着姿を演出できる一枚かと存じます。
【喜屋武八枚について】
黄金南風の平和郷、南風原(はえばる)。
首里王府の直轄地として、また南部地域の交通の要所として発展してきました。
中国との交易でこの地に絣文化がもたらされたのは、今から600年も前のこと。
以来南風原は琉球絣の産地として栄え…
琉球絣のみならず、日本の絣の発祥地とも言われております。
シャーラ、トントン。
家々から聴こえてくる機織りの音。
眼下にさとうきび畑や赤瓦の家並みが広がり、
敷き詰められているのは、絣模様をイメージした石のタイル。
家並みの中を縫うスージグァー(狭い路地)は、網の目のように広がって…
心が奥底から開放される優しい情景の中、南風原の花織は生み出されます。
南風原には12の字があります。
その中で、機織の中心となるのは本部・喜屋武・照屋の3つの字。
さらに今回ご紹介のお品は、数人の織り手さんしかおらず、
しかもその技術は口承されているだけという、「喜屋武(きゃん)」の花織でございます。
非常に高度な手織技法を必要とする「喜屋武八枚」。
1998年には、県から伝統工芸製品に指定されました。
一見シンプルなように見えます。
ですが、どうぞじっくりとご覧いただきたく思います。
絹本来の美しい光沢を放つ二色の糸が経緯ともに交互に織り込まれ、
一糸の乱れもなく、実に規則正しい、繊細細緻な浮き織りで表現される着物です。
【 南風原花織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(2017年1月26日指定)
沖縄県伝統工芸品(1998年認定)
沖縄県島尻郡南風原町を中心に生産されている工芸品。
裏表のない「両面浮花織」が主流で、ヤシラミ花織、
クワアンクワアン織り、タッチリーなど、産地独特の
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約12.5m 内巾38cm(裄丈72cmまで)
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙、沖縄県織物検査済之証、
沖縄県伝統的工芸品之証がついております。
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月) 単衣でのお誂えもオススメです。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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