商品番号:1528171
(税込)
自然と向き合い、紅型の独特な表現を追及…
お召しになればきっと琉球の誇り高き伝統美に魅了されることでしょう。
【 清布びんがた 玉那覇清 】氏が制作した贅沢な紅型訪問着のご紹介です!
【仕入れ担当 吉岡より】
故:藤村玲子氏より受け継いだ型を用い、
玉那覇清氏が染めた希少な訪問着を入荷致しました!
丁寧な手作業での染めと、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
中でもごく限られた数しか制作されていない
復刻型のお着物…
琉球染織を愛してやまない紅型ファンの方に、
ぜひお届けさせて頂きたいと思います!
この機会をお見逃しなく!
【色・柄】
フワリと軽く、しなやかでいて発色の美しい丹後の紋意匠地。
地色は深みのある瑠璃色を基調に染めて、
お柄には一面に「芭蕉にトンボ」の柄を描き出しました。
着姿としての美しさを追求し、有色の部分が繋がるように計算されて染められた
希少な訪問着柄の一枚です。
琉球独特のお色を巧みに使い分け、
情緒ある彩りを、氏のセンスで染め上げた逸品でございます。
そっと水分を含んだ瞬間のような一つ一つのグラデーションも美しく…
印象的な紅型の彩りの力強さ、女性らしさを備えた華やぎを感じさせる仕上がりです。
【藤村玲子 琉球紅型復刻について】
こちらは故:城間栄喜氏の愛弟子として腕を磨いた
紅型女流作家、2015年1月、79歳にてお亡くなりになられた
【 藤村玲子 】氏の型を譲り受け、玉那覇清氏が
苦心の末、復刻されたお品でございます。
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師、城間栄喜に多くのことを学びました…
紅型の色出しには時間をかけて、納得のいく色を心がけていますが、
満足のいく色はなかなか出ません。
先達の残してくれた紅型の伝統的な技法には頭の下がる思いがします。
藤村玲子氏談
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紅型の第一人者として知られる藤村玲子氏。
ご紹介をしたくても、中々お目にかかることが出来ない…
それもそのはず。
氏の作品に対する厳しい姿勢故に作品の数が極端に少ないのです。
それゆえニーズも高く、このたびその型が復刻され
【清布びんがた工房 玉那覇清】氏によって染め上げられました。
紅型の第一人者として知られた藤村玲子氏。
澤地久枝著「琉球布紀行」のなかで、
「城間栄喜をおじさん、栄順をにいさんと呼んだ日を持つ藤村玲子氏は、
現在の紅型作家の頂点にいる作家であり、寡作という言葉は
この人の為にあるように、作品の数は少ない。厳し過ぎるほどの
制作姿勢の結果である。」と評されるほどご自分の作品に
心血を注いでおられた方でございます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%
たち切り身丈170cm(背より身丈155cmまで) 内巾37cm(裄丈70cmまで)
白生地には、伊と幸ブランドの国産繭糸「松岡姫」を用いた紋意匠丹後ちりめん地を用いております。
◆最適な着用時期 6月~9月(単衣~盛夏)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティ、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛けなど
◆合わせる帯 袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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