商品番号:1527982
【仕入れ担当 吉岡より】
本場琉球紅型の特選九寸名古屋帯、
【 清布びんがた 玉那覇清 】氏の手掛けたお品のご紹介でございます。
今回ご紹介のお品はしなやかなちりめん地にもこだわり製作された一条。
希少な逸品でございますのでどうぞお見逃しなくお願い致します。
お探しの方、是非この色彩美をお手元でご堪能下さいませ!
【色・柄】
藤村氏の型に、玉那覇清氏の色彩感覚。
そうして生み出された、九寸名古屋帯でございます。
帯地は伊と幸ブランドの純国産糸使用・紋意匠地を使用しました。
全体に干割れのような地紋を浮かべ、染め色を美しく魅せる上質絹地です。
地色は穏やかな山吹茶色を基調にして。
意匠の背景は少し地色を明るく染め分けて、
彩り豊かな「トックリキワダ」の花模様を表現いたしました。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
妥協の許されないほんものの仕上がりをどうぞお手元で
じっくりとお確かめください。
悠久の美をお楽しみいただける1点。
ぜひおてもとでご照覧くださいませ!
【藤村玲子 琉球紅型復刻について】
こちらは故:城間栄喜氏の愛弟子として腕を磨いた
紅型女流作家、2015年1月、79歳にてお亡くなりになられた
【 藤村玲子 】氏の型を譲り受け、玉那覇清氏が
苦心の末、復刻されたお品でございます。
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師、城間栄喜に多くのことを学びました…
紅型の色出しには時間をかけて、納得のいく色を心がけていますが、
満足のいく色はなかなか出ません。
先達の残してくれた紅型の伝統的な技法には頭の下がる思いがします。
藤村玲子氏談
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紅型の第一人者として知られる藤村玲子氏。
ご紹介をしたくても、中々お目にかかることが出来ない…
それもそのはず、
氏の作品に対する厳しい姿勢故に作品の数が極端に少ないのです。
それゆえニーズも高く このたびその型が復刻され
清布びんがた 玉那覇清氏によって染め上げられました。
紅型の第一人者として知られる藤村玲子氏。
澤地久枝著「琉球布紀行」のなかで、
「城間栄喜をおじさん、栄順をにいさんと呼んだ日を持つ藤村玲子氏は、
現在の紅型作家の頂点にいる作家であり、寡作という言葉は
この人の為にあるように、作品の数は少ない。厳し過ぎるほどの
制作姿勢の結果である。」と評されるほどご自分の作品に
心血を注いでおられた方でございます。
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100% 長さ3.6m~3.8m(お仕立て上がり時)
※ご指定の無い場合は3.6mの仕上がりとなります。
六通柄
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣から袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事会、行楽など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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