商品番号:1527690
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
久しぶりに本当に良き大島紬に出会ったなと…
藍の芳醇な色彩と繊細な絣くくりから生まれる純白の絣とのコントラスト。
美しき藍大島をご紹介致します。
藍で先染めした糸を締め機にかけ、絣筵にした後でテーチ木で染める「泥藍」。
対して、生糸を白いまま絣筵にして、藍染めをする「正藍染」。
今回ご紹介の藍染め大島は、地色が藍、絣部分は白色の正藍染め大島紬です。
状態、寸法ともに抜群のお品。
お柄もセンスあふれる一枚でございます。
織物通の方はどうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
引き込まれるような深みのある藍色。
『青は藍より生まれし藍より青し』
その言葉通り、幾重にも藍染を重ね染め上げた濃紺。
その地一面に細やかに表現された蜀江花模様。
深みと奥行きあるなかにも女性らしい優美を感じさせて、
本物の美を感じ取っていただけることでしょう。
肌色を美しくみせてくれるそのお色目と、一面の意匠使いをお楽しみください。
藍の魅力は、不思議です。
じっとみつめれば、吸い込まれてゆきそうな不変性。
大島紬をもう何枚もお持ちの方にも、自信をもっておすすめいたします。
いついつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその奥行き感。
是非お手元でご実感いただきたく思います。
日本の染織の歴史が忍ばれるような素晴らしい出来栄えの作品を、
どうぞ末永く大切にご愛用下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
※藍はその特質上、摩擦や湿気による色落ちが生じやすくなっております。
藍止め加工をいたしましても、藍が落ち着くまでに汗や摩擦で
色が移る場合がございますのでその点ご留意くださいませ。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:薄縹色
※ガード加工済み
身丈(背より) | 158cm (適応身長163cm~153cm) (4尺1寸7分) |
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裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25cm(6寸6分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾35cm(9寸2分) 袖丈0cm(0尺0寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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