商品番号:1527495
【 仕入れ担当 田渕より 】
高尾弘の帯の世界は、長い歴史に培われた確かな伝統の意匠美と、
それを今に再現する本物の匠の技とで、見るものを感動させます。
特に、徳川美術館の無地ねん金の再現など、織物の美術史的にも大きな功績を
残す仕事をされておりますので、その意匠のオリジナル性とアート性、
丹精込めた手織りの高級感には感嘆せざるを得ません。
今回ご紹介いたしますのは、こちらは生地端に継ぎ目のない「本袋」のひと品。
通もきっと唸るセンスに満ち溢れたお品でございます。
お値段もお気軽にお問い合わせいただきたく存じます。
どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかで軽く、打ち込みがしっかりされた墨色の帯地。
お柄には存在感ある乱菊の意匠を織り上げております。
他にはない、粋で洒落味溢れる面持ちが贅沢な一本です。
一目で魅了される抜群の存在感は圧巻。
他にはない、粋で洒落味あふれる面持ちが贅沢な一本です。
限られたところにしか桝屋高尾は品物を卸しませんし、
まず織り上げる数が本当に少ないので、
ねん金ではない個性あふれる袋帯をお探しの方は、
ぜひこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 桝屋高尾について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.277
1960年(昭和35年)創業
徳川美術館の裂を復元した後、研究考案された
『ねん金綴錦』と、芯糸に色糸を使った『彩ねん金』は、
東洋の繊細な金糸の美しさと西洋の金属の豪華さの
両方の特色を併せ持った織物として内外から高く
評価され、桝屋高尾の代名詞ともいえる作品である。
【 沿革 】
1935年 高尾弘(ひろむ)京都・西陣に生まれる。
16才で父・髙尾源之助を亡くしてからは伯父である
髙尾菊次郎に師事、西陣織の伝統の中でその技術と
感性をひたすらに磨き、1960年に株式会社桝屋髙尾を
設立した。
タレ先には高尾弘の『弘』が織り込まれている。
※2016年3月に高尾朱子による新作発表会が
京都にて行われ、この会以降タレ先に従来の
「弘」ではなく「桝源」と織り込まれている。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No277 桝屋高尾謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけ、行楽など
◆あわせる着物 洒落訪問着、色無地、小紋、織の着物など
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