商品番号:1527388
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
本来、能楽を庇護した公家、武家、
僧侶など上流貴顕の人々からの拝領品をもととして作られた能装束。
その能装束唐織の大御所、山城機業店よりまたとない逸品を仕入れて参りました。
重厚感のある格調高さとは裏腹の、丁寧に織り上げられたこの帯地の結び易さ…
お着物馴れされた上級者の方にもきっとご納得いただけるお品です。
どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【 お色柄 】
密ながらもしなやかな地風。
清雅な白色の帯地は心地良い絹鳴りを奏でて…
意匠には優彩の彩りと銀糸を用いて華襷模様を織りなしました。
爽やかなな色彩美に銀糸の煌めきがなんとも美しく調和して…
モダンなムードが漂う仕上がりとなりました。
眼前にせり出してくるような奥行き感。
受け継がれてきた日本古来の伝統を感じさせてくれる仕上がりです。
凛として優雅、程よい華やぎの雰囲気…
是非お手元にて拝見して頂ければ幸いでございます。
【 山城機業店について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.216
1918年(大正8年)創業
屋号:伊勢屋孝兵衛
西陣でもとりわけ唐織の技術で定評のある機屋。
大戦中に企業整備令により廃業、戦後9代目が
帯地製造を再開した。
1952年に株式会社に改組。
1997年に10代目に代替わりし現代に至る。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.216:山城機業店謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、ご挨拶、お付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせるお着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
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