商品番号:1527321
【 仕入れ担当 中村より 】
細やかな絣合わせ…
ムード立ち込める、本格の白大島紬。
上品に着姿を彩る爽やかなお色目が魅力の一枚を、特別にご紹介いたします。
知的なセンス感じられるおきもの、白大島。
大島紬のなかでも白大島には、独特の特別な魅力があるように感じられます。
ところが白ゆえに…最近では創作数も減ってきております。
織り元にお願いしましても、汚れのつきやすい白大島は敬遠されるとのこと。
技術力、デザイン、構成、全てに満足できるような本当に良い白大島に出会うことが難しくなりました。
奄美大島紬の年間生産数は2023年で2,600点程度。
その例にもれず鹿児島の大島紬もかなり数を減らしております。
年々ご紹介の価格も上がり、
一昔前なら当たり前にあったお品がどんどん少なくなってくることと存じます。
今回は鈴木紀絵氏の九寸帯とのコーディネートセットをご紹介。
本当に希少な作品でございますので
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
[着物]
今回ご紹介のお品は、白大島ならではのまろやかな彩りの上に、
7マルキ式カタスにて、細やかな絣を込めたひと品。
白地に織り描き出された麻の葉模様。
親子三代引き継いでいける丈夫なお品です。
洒落袋帯、西陣や博多の名古屋帯、やわらかな染めの塩瀬、ざっくりとした民芸紬帯など…
合わせられる帯の種類も幅広く、様々なコーディネートで存分にご堪能いただけることでしょう。
[帯]
帯地へのこだわりはさすが、名匠と呼べるもの。
用いられた生地は非常に軽やかで張りのある紬地。
その地を葡萄色を基調にして、
ムラがあるように染め上げ、
意匠には、絞り染めの中に
きつねのお祭りの様子を表現して。
提灯の元で躍る狐の模様がなんとも可愛らしく…
他にはない表情をご堪能いただけます。
大人の女性の上質カジュアル、そして通好みな趣味性があふれだすようです。
厳選された素材、伝統に重んじる染め技法、そして卓抜されたデザイン性。
その素晴らしい創作力は、きっとひと目でおわかりいただけることでしょう。
創作性に富んだ逸品をお届けいたします。
【 鈴木紀絵について 】
元国画会会友の型絵染作家
※2017年国画会退会
1929年生まれ
1962年33歳のときに日舞を習う娘のために
着物を染めたいと、型絵染の人間国宝・芹澤けい介の
「このはな会」に入会。
1982年には国画会の会友となり、
以来型、絞り、手描きの手法を生かし、生地、
植物染料にこだわって花鳥風月をモチーフにした
独自の美しさを持つ作品を精力的に作り続けていた。
その作品は豊かな感性と人間性を感じさせ、
『大人のメルヘン』とも言える世界観で
高い評価と多くの支持を得ている。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
[着物]
絹100%
長さ約12.4m 内巾37cm(裄丈約70cmまで 肩巾袖巾35cm)
経済大臣指定伝統的工芸品、本場大島紬織物協同組合の証紙が付いております。
[帯]
絹100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
全通柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティーなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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