商品番号:1527124
【 仕入れ担当 中村より 】
洗練された刺繍のお柄。
職人さんの熟練の技と美的感覚の研鑽。
その粋のような美しき一枚。
今回は人間国宝【 故:北村武資 】氏による、
重要無形文化財技術【 経錦 】の技法を用いて
織り上げられた、花の文様の経錦の特選袋帯とのコーディネートセットをご紹介。
セットで大変お値打ちにお届けさせていただきます。
ぜひお見逃しなくお願い致します。
【色・柄】
[着物]
ぽってりとした厚み、ハリのある絹地。
格子模様が浮かぶ絹地は深い葡萄色を基調に染め上げて。
一度手にとっていただけましたら上質であることをお分かりいただけるかと存じます。
そしてふっくらと。
駒刺繡にて七宝は意匠が贅沢な手刺繍で表現されております。
染では叶わない立体感、存在感を醸し出しています。
惜しみなく施された刺繍は、富貴な印象をもたらし…。
ひとくちに刺繍と申しましても、ボリュームのある刺繍糸でまるで本当にそこにあるかのように浮き出るように表現した箇所、
さまざまな表情が窺えます。
[帯]
しなやかでコシのある帯地は、
穏やかな灰梅色。
「桃源花文錦」と題された作品。
緯に細い金糸をさりげなく織り込み
赤丹色や煉瓦色などの配色で
瑞鳥に花模様が織りなされました。
【 北村武資(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
2022年(令和4年)3月31日没 享年86歳
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
【 略歴 】
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
2022年 3月31日没 享年86歳
[着物]
絹100%
たち切り身丈約183cm 内巾約37cm(最大裄丈約70cm)
[帯]
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.3m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯「松」
◆最適な着用時期10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、パーティー、ご挨拶など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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