商品番号:1525799
(税込)
【仕入担当 竹中より】
澄んだ彩りと、巧みな織の表現が思わず目を引く、琉球の逸品。
【工房 真南風(まふえ)】による、手花(てぃばな)織の九寸帯をご紹介致します。
もちろん手織りにて創作されるお品は、どれも一点限りの稀少なお品ばかり。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がりとして仕入れました
締め跡が手先などにわずかにございます
汚れなどはないおおむね美品でございます
【お色柄】
なんとも美しい水色の濃淡の
グラデーションの横段文
その地にリズミカルに浮きしずみするのは
菱格子に織り出された花織文様
その地を背景に お太鼓いは手花にて
ふわりと大小の菱が群れるように
浮かび上がります
また無地場や返しの裏にも
また違った花織が配されこだわりを感じさせます
それぞれの花織が、リズムをとり、メロディーを奏でるように織り成され、
細やかかつ複雑なロートンの浮織が、新たなる旋律を浮き沈みさせています。
自然のぬくもりをそのまま取り込んだようなお色は、本当に美しく豊か。
お手元で感じとって頂けたらと願いつつ…
心を込めて、お届けいたします。
どうぞこの機会、お見逃しなくお願い致します。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
絹100% 長さ3.85m
工房真南風(まふえ) 製作者:神谷悦子さん
草木染天然染料:琉球藍 ・ゲッキツ・福木・クワディーサー
柄付け:六通柄
パールトーン済
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃、9月上旬~10月の秋単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルなパーティーなど。
◆あわせる着物 色無地、小紋、御召、紬
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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