月末在庫処分！【じゅらく】謹製 正絹西陣織袋帯 「ラインアート」染織のクリエーターより！

【　仕入れ担当　竹中より　】

上質なお品ばかりを扱われる西陣の老舗産地問屋さん。
西陣織の宝庫より直仕入れのお品です！

良いものは、良い―
西陣の帯は、「商品」というより「作品」というスタンス。
こちらの問屋さんでは、時が経ったお品もなかなか値落としされません。

今回ご紹介いたしますお品も、今では製作されないデザインで、
大切に大切に保管されていたお品の一つです。
あまりにもお品の状態が良く、美しいデザインに惹かれ…

今回ご紹介させて頂くのは、西陣織界のクリエーター的存在、じゅらく。
研ぎ澄まされた染織の創作性により、数々の作品を生み出されてきました。
現在ではお目にかかれない独自の織の世界観をお楽しみ下さいませ。
この世界観…
ざっくりとした箔使いに、独自のデザイン。
ふくれ織にて柄を浮かび上がらせた、奥行きのある仕上がりが魅力のお一つです。

ぜひこの機会をお見逃しなく！

【　お色柄　】
しなやかに織り出された漆黒の錦の地に
カラフルな彩のラインがあやなす幾何学文様。
いぶした銀に山吹、朱赤、紫、青。。
逆巻く波のようにも
あるいは鶴のようにも。。。

品格溢れる中に、柔らかな女性美を忍ばせたお洒落な一本。
おしゃれ訪問着や付け下げ、色無地などとのコーディネートで
上品で個性溢れる装いをお楽しみ下さいませ。

時代を感じさせない洗練のデザイン。
これからのお着物シーンにきっと重宝していただけると思います。
お手元でご愛用頂けましたら幸いです。

【　じゅらくについて　】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.329
※（現・川島織物セルコン　身装・美術工芸営業本部
じゅらく営業部）
豊臣秀吉ゆかりの聚楽第にちなんだ
五三の桐をモチーフに繭玉に見立てたロゴを使用。

じゅらくは帝王紫や黄金繭など素材や染料を開発し、
着物の概念を破る斬新な帯を作り続けてきた
西陣のトップメーカー。

御所人形（別名：伊豆蔵人形）を商いとしていた
伊豆蔵屋を祖とした伊豆蔵福治郎が、1930年（昭和5）に
はじめた織物業『伊豆蔵福機業店』に端を発する。
1964年に「じゅらく」に名を改めた。
現在、川島織物セルコンの子会社として運営しており、
完全受注正産制を取っている。

【　西陣織について　】
経済産業大臣指定伝統的工芸品（1976年2月26日指定）

多品種少量生産が特徴の京都（西陣）で
生産される先染の紋織物の総称。

起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。

18世紀初頭の元禄～享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年（1730年）の
大火により職人が離散し大きく衰退。

明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
（高機）では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。

織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。

西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦（たてにしき）」、
「緯錦（ぬきにしき）」、「緞子（どんす）」、
「朱珍（しゅちん）」、「紹巴（しょうは）」
「風通（ふうつう）」、「綟り織（もじりおり）」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。

「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の
登録商標である。