商品番号:1509326
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【 仕入れ担当 田渕より 】
仕入れの際、本当に出会いを感じてしまいました。
親子ともに重要無形文化財保持者(人間国宝)である、
小川規三郎氏による逸品を仕入れて参りました。
仕入れ先でも一際存在感を発していたその一条…
頼みに頼み込んで今回仕入れが叶いました。
ここまでの良色は次のご紹介は本当にお約束出来ませんので、
どうぞこのご縁をお見逃しなきようお願い申し上げます。
【 お色柄 】
手織りならではの打ち込みから生まれるしなやかさ、
ほどよく張りのある、博多らしい密な織りくちの帯地。
地色は淑やかな青磁鼠色。
意匠には新橋色にて、網目を込めた献上模様が織りなされました。
伝統が極上の織りの地風に溶け込むように感じられます
極めた匠にのみ成し得る技。
みなさまの心にも届きますよう願いまして、大切にお届けさせていただきます。
是非お手元で国宝の美技をご堪能くださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
うっすらと締め跡がございますのでお届け前にプレス加工をサービスいたします。
【 小川規三郎氏について 】
2003年、父・善三郎に次いで重要無形文化財保持者となった小川規三郎氏。
大好評を博したNHKドラマ「博多はたおと」のモデルとしても知られており、
2015年に終了されます博多織デベロップメントカレッジ学長、
九州産業大学大学院客員教授でもあられます。
著書「献上博多織の技と心」では、
父・善三郎氏の元での想像を絶する厳しい修行から、
新しい伝統を築き上げようとするまでの道程が綴られております。
厳格な父・善三郎氏が亡くなる直前、
突然「何かほしいものはあるか」と聞かれた時に、
「お父さんの手がほしい」と答えたというエピソード…
伝統工芸を発展・継承させる方の真摯な思いに胸がつまります。
機音は腕前の音。
その音を聞くだけで、
どういう帯を織っているかが分かる、と規三郎氏は語ります。
芯の芯で習得した機織の手ごたえ、身体に響く感触。
一本の帯を織りあげるために、蚕の餌となる桑の木を探る。
室内の作業だけにとどまらない、幅広い自然との調和の伝統工芸。
まさに…心の帯を創作していらっしゃいます。
1936年 福岡市に生まれる
1986年 日本伝統工芸展に初入選
1994年 日本伝統工芸染色展での「縞献上浮織帯」で日本経済新聞社賞受賞
1995年 博多織献上研究会による「五色献上帯」復元に参加
2003年 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される
2006年 博多織デベロップメントカレッジ学長に就任
現在九州産業大学大学院客員教授
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%
長さ約3.7m
全通柄
※開き仕立て、色紙に為書きあり
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、芸術鑑賞、お出かけ、お食事など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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