商品番号:1494851
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
滅多と無いシックな良色!
別名、「西洞院(にしのとういん)辻が花」ともよばれる、
辻ヶ花絞り染の大家・大脇一心氏の逸品を仕入れて参りました。
呉服業界の世界では、かの有名な久保田一竹氏よりも人気が高く、
業界人ではお品は競り合い、普段はそのお品さえ見ることままなりません。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
豊かな節感にふうわりとした地風…
お色は深い深い墨黒色に染めなし、
贅沢に絞り染めにてあらわされましたのは、朧に浮かぶ墨絵の花。
氏の代表的な辻ヶ花の意匠をあらわしました。
見事な構図に、ふっくらとした凹凸ある疋田、
掠れたようなカチンの濃淡は繊細で確かな手仕事。
見れば見るほどにその良さをおわかりいただけることと存じます。
大人の女性にこそ着こなしていただきたい、趣き豊かな表情。
どこまでも奥行きある美の感性。
細かやかな意匠をうまく取り入れ、すっきりとシンプルに見せながらも、
確かなセンスの光るお品に仕上がっております。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 大脇一心について 】
染色作家(辻ヶ花)
桃山時代の一時期にだけ花開き、
江戸期には途絶えてしまった辻が花染の研究と
復元に力をそそぎ、東京歌舞伎座の大緞帳を
手掛けた日本を代表する辻が花染作家。
『西洞院辻ヶ花』と呼ばれる独自の辻ヶ花は
古典を踏襲しながら、現代のシーンにマッチする
デザインと創作性で多くのファンを魅了している。
【 経歴 】
1939年 名古屋生まれ
1958年 吉村春吉に師事し、染色の世界に入る
1971年 より高次元の創造的活動を求め、同社を退社
1971年 「西洞院辻が花」を発表
(渡米し、約5年間NYに在住)
1981年 東京歌舞伎座大緞帳「辻が花賛歌」製作
1987年 全国日本学士会より「アカデミア文化賞」を受賞
1990年 歌舞伎座大緞帳「高山麗花」制作
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:牡丹色
身丈(背より) | 152.5cm (適応身長157.5cm~147.5cm) (4尺0寸3分) |
---|---|
裄丈 | 65cm(1尺7寸2分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23.5cm(6寸2分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm(1尺8寸1分) 袖巾35cm(9寸2分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、音楽鑑賞、観劇、お出かけ、お食事会、ご旅行など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています