【裄直しサービス】 【帝王紫　黄金繭】 特選本手加工友禅手刺繍紬地訪問着 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「茶屋辻文様」 贅沢加工！ 際立つ高貴なる紫。 身丈151.5　裄65.5

【　仕入れ担当　田渕より　】
古くから高貴な色として珍重され、
王族も愛したとされる貝紫を用いた
紬地の特選刺繍訪問着をご紹介致します。

優美な刺繍に絞り染深い味わい、
さらに上前には黄金繭もあしらわれた手のこんだ作品です。
寸法が小さめのためお値打ちにお届けいたします！


【　お色柄　】
さらりとしなやかな手触り、丈夫な風合いの紬地。
味わい深い節感が地色に自然な濃淡を生み出しております。

その地を白鼠色を基調として、
裾元を紫鼠色で絞り染め分けて。
意匠には風雅な茶屋辻文様が表現されました。

ふっくら豊かな貝紫刺繍。
金彩の縁取りや金駒刺繍、そして黄金繭のあしらい…
気品あふれる表情、洗練された美意匠をご堪能くださいませ。

刺繍糸が奏でる繊細な世界観にうっとり…
この趣ある素晴らしい風合いを画面上でどこまでお伝えできるかわかりませんが、
工芸作品を愛する通のお着物ファンの方々に、自信を持っておすすめできる素晴らしい一枚です。


【　状態について　】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【　帝王紫について　】
1個の貝からは、ほんのわずかしか染料が採れず、膨大な数の貝が必要とされる貝紫。
また、この貝紫は、紫外線を吸収して発色し、
一度染まった色は退色しないという不思議な性質を持っています。

その高貴な彩りと希少性より古代ローマでは、シーザーやクレオパトラなど、
高貴な位の者たちしか使用が許されなかったことから帝王紫と呼ばれる幻の染料です。