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華やかに風習を身に纏う師走 「月々の文様ばなし」vol.9

華やかに風習を身に纏う師走 「月々の文様ばなし」vol.9

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年も押し詰まってくるにつれ、街も賑わってきます。華やかに装う日もあれば、対照的に、気持ちを落ち着かせてくれる装いが好ましいことも。 せわしなく過ごす自分のためにも、着物を着てホッとひと息つける時間が持てるとよいですね。

2022.10.22

まなぶ

着物の温もりに包まれる霜月 「月々の文様ばなし」vol.8

師走ならではの風習の面白さ

その時代その時代で、海外の文様やモチーフも上手に取り入れてきた着物。クリスマスまでの期間は、洋物の絵柄もことのほか活躍してくれます。

そして、二十五日をさかいに、がらりと和の世界にかわって年迎えの準備に入るのも、師走ならではの風習の面白さですね。

期間限定のお洒落「クリスマス」

師走の文様 「クリスマス」

「クリスマス」に関して、本来の聖夜の意味を知ったのは、高校生になってからでした。

季節の絵柄として取り込むのが上手な着物世界では、サンタクロースやトナカイ、ツリーやリースほか、聖夜にまつわるモチーフもたくさん描かれています。期間限定のお洒落として、おおいに楽しみましょう。

2021.12.01

よみもの

クリスマスカラーといえば!?赤緑vs.白金銀 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.41

「楽器」文様の着物でコンサートホールへ

師走の文様 「楽器」

洋「楽器」を文様にしてしまうところも、着物文化の懐深いところです(和楽器については、また別の機会にお話を)。

師走に入ると多く演奏されるベートーヴェンの交響曲第九番はちょっと特別かもしれません。

コンサートホールへ、ヴァイオリンやチェロなどの絵柄を身にまとって行くというのも、着物好きならではの楽しみ方ですね。

2021.08.27

よみもの

「フェルナンブーコ」って、なあに? 「古谷尚子がみつけた素敵なもの」vol.1

この時期に相応しい華やかさ「雪華」

師走の文様 「雪華」

北や山岳方面から雪の知らせが入ってくるようになりました。

六角をベースにした雪のひとひらには、気象条件によりさまざまな形がありますが、それらを総称して「雪華(せっか)」といいます。

夏に登場する雪輪も雪の文様として知られていますが、雪華文様には、この時期の装いに相応しい洋風の華やかさがあります。

2021.12.31

まなぶ

御菓子司 塩芳軒 ”雪”に願いを 「和菓子のデザインから」vol.7

2021.11.29

まなぶ

秘めつつもこぼれ出るものに人は惹かれる「徒然雨夜話ーつれづれ、あめのよばなしー」第七夜

季節の彩りを感じる「南天」

「南天」は、昔から「難を転じて福となす」といわれ、縁起のよい木のひとつとして好まれてきました。夏の初めごろに咲く小さな白い花は、師走に入るころには赤く色付き、たわわに実ります。

染め帯に描かれることが多く、冬でも濃い緑の葉に映える赤い実の絵柄は、季節の彩りを感じさせてくれます。

師走の文様 「南天」

玩具のように愛らしい「十二支」

師走の文様 「十二支」

毎年順にめぐりくる子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の「十二支」。

玩具のような愛らしい絵柄にして、洒落た付け下げや小紋、帯や長襦袢などによく用いられています。干支そのものは季節を問わないものの、やはり年末から年始にかけて装いたくなる文様です。

自分の干支を洒落紋にした着物や、染め帯なども、通好みの装いで素敵ですね。

今年はどんな一年だったでしょう?

年も押し詰まってくるにつれ、街も賑わってきます。華やかに装う日もあれば、対照的に、気持ちを落ち着かせてくれる装いが好ましいことも。

せわしなく過ごす自分のためにも、着物を着てホッとひと息つける時間が持てるとよいですね。

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