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きものでおでかけ!~横浜店スタッフとゆく!浄妙寺編~

きものでおでかけ!~横浜店スタッフとゆく!浄妙寺編~

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行ってきました!鎌倉の浄妙寺へ。お寺なのに洋館レストラン!?おいしいお食事と静謐な境内散策、枯山水の庭を眺めながらお抹茶をいただけるという…ひとつで三度おいしいお寺なのです!

ハーイ。みなさま、こんにちは。

行ってきました!京都きもの市場横浜店、初のお出かけイベント。鎌倉の浄妙寺へ。

楽しかった当日の様子をレポートしますね!

レポーター 美鈴

母の着物を受け継いでから、「自分で着物を着たい!」、 と着付け教室へ。
美術鑑賞や音楽鑑賞に、着物を着て出掛けています。
きもの市場さんのウェブサイトで、 商品の説明を読むのが大好きです。

レポーター/美鈴

着物で鎌倉駅に集合

タクシーで移動しようと乗り場へ

まずは、鎌倉駅に集合。
着物を着た方がちらほら。

きっと今日のイベントに参加される方ではないかしら…

そんなことを思いながら待っていると、声をかけられました。早速、ご挨拶。

早速、ご挨拶

ほどなく全員が集まり、タクシーで移動しようと乗り場へ。待っている間に通りがかった外国人観光客が、着物姿に感激。

「すてきですね―!写真を撮らせて!」

と声をかけられました。褒められるっていくつになっても、うれしいものですね。

バスで浄妙寺へ

10月に入ったというのに、この日の気温は30度にもなり、陽射しも強く日傘が活躍。平日にもかかわらずかなりの人出があり、さすが観光地・鎌倉です。

タクシー待ちの人が多く、時間がかかりそうなので、バスで移動することに。

4番乗り場から乗車。6つ目の停留所「浄明寺」で下車。「浄妙寺」ではない…?!「明」の字が違うので一瞬「えっ!?」。

地名は「浄明寺」なのだそうです。ですがバス停はしっかり「浄妙寺」の駐車場の前でしたので、この先の道を行けばよいわけね…!

バス停は正に浄妙寺の駐車場の前

入り口の山門と石段が見えてきました。

入り口の山門と石段が見えてきました

門の奥には本堂の屋根が見えます。

浄妙寺は、鎌倉五山第五位の足利氏ゆかりの禅寺だそうです。

本堂の屋根が見えます

開祖の足利義兼は源頼朝に仕えた武将。創建した当初は「極楽寺」と称したそうです。

「妙」と「明」の字が違うのは、五山第五位という寺格と足利氏の菩提寺である浄妙寺に配慮してと言われているそうです。

日陰に入ってほっと一息

山門をくぐり、日陰に入ってほっと一息。

明神店長が拝観料をおさめています。

さあ、まいりましょう。

明神店長が拝観料をおさめています
さあ、参りましょう

石窯ガーデンテラスはこちら、の案内板です。

石窯ガーデンテラスはこちら、の案内板

木漏れ日の中、石段を登っていきます。なかなかの坂です。

境内の木々の緑を楽しみながら歩くこと数分、石窯ガーデンテラスに到着。ここでランチタイムです。

石窯ガーデンテラス

この建物は、1922年に当時の貴族院議員・犬塚勝太郎の邸宅として建てられたものだそうです。その後長らく荒廃していましたが、2000年に石窯ガーデンテラスとしてオープン。赤い屋根に白い壁、青いパラソルと、目に鮮やかな色の対比は洋館ならではですね。

目の前に美しい庭

中はとても広く、目の前に美しい庭が広がっています。お客様もかなり多く、この通り。人気のスポットなのですね。

着物の話が弾むランチタイム

奥に入り、二テーブルに分かれて、評判のお料理をいただきながら歓談です。

評判のお料理をいただきながら歓談

メインのお料理は、「鮮魚と帆立のポワレ・プロヴァンス風」または「国産豚ロースのロースト シャスールソース」。どちらにもスープ、自家製パン、ドリンク、プチデザートがついています。

スープは冷製仕立て。この日は暑かったのでシェフの配慮でしょうか、冷たいスープがうれしかったです。

私はお魚料理を選びました。帆立がとても大きくて、食べ応えがありましたよ!トマトベースの味付けがとてもよかったです。

殆どの方が初対面

この日、私たちはほとんどの方が初対面。にもかかららずすぐに打ち解けて、楽しく歓談。笑顔満開でしょう!?

楽しく歓談

明神店長やアシスタントの小川さんが、上手につないでくださっているので、自然と話に花が咲きました。

笑顔満開
自然と話に花が咲きました

ランチの後は集合写真撮影です。思い思いの着姿を写真におさめました。 

着姿を写真におさめました

この並び方、ひとつルールがあります。分かりますか?

そう!着物の色の濃い薄いを意識しているんです。交互にするときれいでしょ。それにしても、うまく 分かれていますね!

着物の色の濃い薄いを意識して

後ろ姿もご覧に入れましょう。

後ろ姿

あれあれ。一人だけ横向きになっているタイミングの悪い人がいます。私です。

今日のみなさまの装い、本当にお一人お一人のコーディネートの楽しみ方が伝わってきますね。

ガーデンテラスのお庭を探索

ランチの後は、自由散策の時間です。みなさま思い思いにお庭を探索。

ガーデンテラスのお庭は、洋館の雰囲気に合うようイングリッシュガーデンにリフォームしたそうですが、梅や藤棚などをあえて残し、日本的な美意識とイギリスの美意識をバランスよく融合させた庭造りを目指しているそうです。

端境期だったのでしょうか、ちょっと色づいたお花が少なかったのですが、赤いワレモコウや薄紫の小菊、紫のセージ、などがきれいでした。

このアーチにはつる薔薇がからむのでしょうか?白や黄色、ピンクのバラが脳裏に浮かびます。バラが咲く季節にまた、訪れたいものです。

このアーチにはつる薔薇がからむのでしょうか?
テーブルでアフタヌーンティーを楽しむのもよさそう

このテーブルでアフタヌーンティーを楽しむのもよさそうですね。

ガーデンテラスのお庭
花ときもの
美しい庭に着物姿の美女達が映えます

美しい庭に、着物姿の美女達が映えます。

ガーデンテラスを後にします

さて、さて、本堂はどこかな?ガーデンテラスを後にします。

本堂にて

本堂の前で、休憩

本堂の前で、休憩。
お庭はよく手入れされていて、緑が青々と美しいです。そしてとても広くゆったりとしています。みなさまの表情も穏やか。お寺の空間というのはそこにいるだけで、気持ち良いものですね。

堂々とした本堂を前に、物思いに浸るお二人。この後ろ姿の風情は、着物ならではですね。

物思いに浸るお二人
私のショットを撮ってくれました

本堂のすぐ左手に、茶寮『喜泉庵』があります。小川さんが、私のショットを撮ってくれました。

『喜泉庵』でお抹茶を

次は、枯山水の庭園が美しい喜泉庵でお抹茶をいただきます。

その昔、お坊様もお茶を喫した庵。平成三年に復興、茶寮として開席されたそうです。

枯山水の庭園が美しい

この美しい庭園を眺めながらお抹茶をいただくのです。なんと贅沢な和の時間でしょう!

贅沢な和の時間
美しい庭園を眺めながらお抹茶を
お抹茶をいただく

参加者の中にお茶の先生がいらっしゃいました。和菓子作りもなさるそう。

お抹茶
参加者の中にお茶の先生が

いろいろと、手順やコツをお話しくださいました。和菓子の贈り物は洋菓子よりも喜ばれるのでおすすめとのこと。お話が弾みます。

水琴窟の美しい音色

鎌倉の浄妙寺へ

こういう円窓(円相の形)が、お茶室や和の空間によくしつらえてありますね。

「円相」とは、始まりと終わりのない、つながりのある円として一筆で書き上げる、禅における書画の一つだそうです。円は欠けることのない無限をあらわしたり、すべてが始まりでもあり終わりでもあり、悟りや心理、宇宙全体などをこの円相が表現しているのだそうです。

喜泉庵の庭には、飛び石がしつらえてあります。庭を歩きたいと思ったのですが、残念、それはできませんでした。

でも水琴窟の音を聴くことが出来るように、竹の筒が廊下まで伸ばされていました。みなさま、耳を近づけてその美しい音色を味わっていらっしゃいました。

美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう
美しい音色を味わう

もちろん私も味わいましたよ。静かな優しい音色でした。

美しい音色を味わう

水琴窟の反対側には手水鉢が、しつらえてあります。

ここへリスが現れて、私たちを和ませてくれました。動きがとても素早く、枝から枝へと飛び移っていきます。墨色のしっぽの太いリスでした。

水琴窟の反対側には手水鉢が

この喜泉庵、建物のつくりもすばらしく、入り口を入ると太い梁がすぐさま目に入ります。

かつて大名が乗ったのでしょうか、立派な黒塗りの籠が、その太い梁から吊り下げられていました。

立派な黒塗りの籠

名残惜しいのですが、そろそろ、家路につく時間となりました。

そろそろ、家路につく時間
着物後ろ姿
楽しい一日でした

楽しい一日でした。みなさま、お気をつけて。

またご一緒したいですね!さようなら。

また、ご一緒したいですね

次回のイベントも楽しみに!

今回は横浜店が開店してはじめてのお出かけイベントでした。ウェブサイトに案内がアップされると、その日の夕方には参加希望が埋まってしまうという人気ぶりだったそうです。

そして11月のイベントも即満席とのこと。12月はアフタヌーンティとお聞きしていますよ!みなさん、ウェブサイトをしっかりチェックして申し込んでくださいね(11月10日募集開始だそうです)!

取材者独り言

今回、とてもスムーズにみなさまと歓談することができました。これはきっと、”きもの”のなせる業なのではないでしょうか。

互いの装いを見て触れて、いっそう着物の知識やコーディネートを深めようとなさっているみなさまの姿。お一人お一人がそれぞれ着物への憧れや愛を強くお持ちであるということ、そして”和”のもつ精神性と言いますか、着物という伝統文化を楽しみ大事にしていきたいという素直な気持ちを感じることができました。

私は、着物を楽しむようになって8年ほどになります。

着て出かける回数はコロナ禍ゆえの制約もありますが、月に一度ぐらいでしょうか。まだまだ着付けに時間がかかり「着慣れている」と自信を持てるまでにはいきませんが、それでもこのごろ、マニュアル通りではない、自分なりのちょっとした工夫をして装うことができるようになりました。

どの着物にしようか、帯はどれを合わせようか、そして帯締めや帯留めは何にしようか、はたまた草履は、バッグは…と考えている時間のなんと楽しいこと!母が遺してくれた着物や帯と、新しく求めた着物や帯との組み合わせがうまくいった時には、うれしくて一人でニコニコしています。

私にとって、”着物大好き”な方々と出会い触れ合う時間は心の栄養タイムです。これからも着物を通して多くのみなさまと集い、交流を深められたらと願っております。

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