まずは、成人式の髪飾りの選び方から解説します。

成人式の髪飾りは、色や形など種類が豊富で、選び始めると迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。

そこで以下の3つのポイントに注意して、成人式にぴったりな髪飾りを選びましょう。

1つ目のポイントは、”なりたいイメージにあわせた”髪飾りを選ぶことです。

みなさまは、振袖をどのようなイメージで着たいですか。清楚系やフェミニン系、和モダン系、レトロ系などさまざまなコーディネートの系統がありますが、ご自身のイメージするスタイルが決まっていれば髪飾りも選びやすくなります。

まずは、自身が理想とするコーディネートをイメージしましょう。

2つめのポイントは、”振袖や帯の色にあわせて”髪飾りを選ぶことです。

振袖や帯の色にあわせて髪飾りを選べば、統一感が出ておしゃれな印象になります。

成人式の振袖や帯は豪華なデザインがあしらわれているものが多く、使われている色にあわせて髪飾りを選ぶのが難しいと感じられる場合には、縁起のいい色とされている「赤」や「白」の髪飾りがおすすめ。

ただ「赤」といっても鮮やかな赤から朱色に近い赤などがあるように、色のニュアンスは千差万別です。成人式の振袖や帯によってぴったりな色目の温度感が違うことをふまえ、どんな色目の髪飾りをあわせると美しいコーディネートができるのかをイメージしてみましょう。

3つ目のポイントは、”振袖や帯にあわせて”デザインを選ぶことです。

成人式の振袖や帯が「和柄」であれば和風の髪飾り、「モダンなデザイン」であれば存在感のあるものや洋風の髪飾りを選ぶと、統一感のあるコーディネートに仕上がります。

成人式の振袖や帯の柄との調和を考えず髪飾りを選ぶと、ちぐはぐな印象を与えてしまうので、雰囲気をあわせておしゃれさをアップさせましょう。

そして、他の人とはひとあじ違うデザインを選んで、髪飾りで自分らしさや個性をさりげなく発揮してみてはいかがでしょうか。

1つ目は、「つまみ簪・つまみ細工」です。

正方形にカットした生地を、折り紙と同じ要領でピンセットを使ってつまんで折りたたんでつくられる飾りのことで、この「つまみ細工」を髪飾りとして取り入れたものを「つまみ簪（かんざし）」といいます。

江戸時代から続く技法で、舞妓さんの髪飾りによく使われており、艶やかで上品な雰囲気や、かわいい雰囲気のものなど種類が豊富です。

当日に着たい振袖のイメージがある程度決まっている方は、種類の豊富なつまみ細工のなかから探してみることをおすすめします。

2つ目は、「水引」です。

ご祝儀袋やお正月飾りにも用いられる飾り紐「水引（みずひき）」の髪飾りは、繊細な曲線が特徴的。つまみ細工同様に伝統工芸である水引細工は、古来より「結ぶ」「繋ぐ」という意味を持っています。

そして、縁起物としての使い方は多岐にわたります。

また「物事を浄化し清め、邪気を祓う力がある」といわれており、つまみ細工と組み合わせることで日本特有の美しさが際立ちます。

水引の髪飾りを付けて、シンプルながらも華やかで個性的な髪型に仕上げてみてはいかがですか。

3つ目は、「ピンポンマム」です。

「ピンポンマム」とは、オランダで品種改良された「菊」のこと。

菊は、日本では和の心のあり方を伝える、美の文化の象徴として古くから尊ばれてきました。

ピンポンマムの髪飾りは、丸みのある形がとてもかわいらしく、鮮やかな色味がポップで明るい印象を与えます。

また、ひとつひとつは小ぶりなUピンなので使い勝手が良いのもポイント。大きなピンポンマムの髪飾りを主役にしたり、小ぶりなものをいくつか組みあわせて使ったりと、アレンジも楽しむことができます。

4つ目は、「生花」です。

生花の髪飾りは、花本来の自然な色や質感が演出でき、花の香りも楽しめるのがその魅力。

生花の寿命はおよそ5時間と短いですが、花の美しさがきっとみなさま着姿を引き立たせてくれることでしょう。

そして、生花の中でも特におすすめなのが「百合」の髪飾り。

立てば芍薬（しゃくやく） 座れば牡丹（ぼたん） 歩く姿は百合の花

これは美しい立ち振る舞いの女性を表現したことわざで、風に揺れる百合の美しさを、女性が歩く姿になぞらえています。

成人式という晴れ舞台で、生花の百合を髪飾りとして身に着け、大人の女性への第一歩を踏み出してみましょう。1日限定の豪華な髪飾りを身に着けることにより、一生に一度の成人式の思い出がとりわけ特別なものに。

また、最近ではドライフラワーやプリザーブドフラワーも人気です。

ドライフラワーの髪飾りは、生花から水分と鮮やかさを抜いて作るため、アンティークな趣がありシックな印象を与えます。

またプリザーブドフラワーは、特殊な染料を吸わせることによって生花のようなみずみずしさを保ったお花。ドライフラワーの髪飾りよりも色が鮮明で、明るく華やかです。

ただ花びらは非常に繊細で、ぽろぽろと落ちることもありますので取り扱いには十分気をつけましょう。

自分にあった「花の髪飾り」をつけて、最高の成人式をご満喫ください。

5つ目は、「リボン」です。

古き良き王道のリボンの髪飾りは、レトロ感あふれるかわいい雰囲気を演出します。

リボンの髪飾りを主役にするのならしっかり大きめのものを採用し、逆にポイント使いをするのなら小さめのものを選びましょう。

6つ目は、「ボンネ・ベレー帽」です。

「成人式の髪飾り」と聞くと花のモチーフの髪飾りを思い浮かべがちですが、帽子やヘッドドレスも振袖と相性抜群です。

ボンネは、小さな帽子のようなヘッドドレスのことで、クラシカルな雰囲気になります。

また、成人式にベレー帽をコーディネートする場合は、ブーツやレースの手袋などを取り入れることでレトロモダンな仕上がりになります。

ボンネとベレー帽は、まわりと少し違ったコーディネートにしたい方におすすめ。とことん小物にこだわって、個性あふれる晴れ姿を演出しましょう。

ここまで、髪飾りの選び方や種類について解説してきました。

最後に、京都きもの市場で取り扱っている「成人式におすすめの髪飾り」をご紹介いたします。

人生に一度の晴れ舞台である成人式では、振袖やヘアスタイルと同じくらい「髪飾り」にもこだわりたいもの。今回は「成人式におすすめの髪飾りの選び方」と、具体的に「おすすめの髪飾り」をご紹介しました。

ご紹介したような髪飾りをつけて、ぜひとも、思い出に残る成人式を実現してみてはいかがでしょうか。

また京都きもの市場では、この他にも、成人式にぴったりな魅力あふれる髪飾りを多数取り揃えております。ご興味のある方は、下記バナーより詳細をご覧ください。