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「日本舞踊と“恋するWafure”」 尾上博美先生 日本最大級きもの展示会2022@東京丸の内KITTE イベントレポート vol.2

「日本舞踊と“恋するWafure”」 尾上博美先生 日本最大級きもの展示会2022@東京丸の内KITTE イベントレポート vol.2

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いつも明るくはつらつとした360度美人、尾上博美先生。一緒にいると誰もが前向きで幸せな気持ちになれる、一瞬で周囲の雰囲気を変えてしまうようなハッピーオーラ満開の方でいらっしゃいます。今回ついにKITTEにご出演されるとのことで、楽しみに伺ってまいりました!

京都きもの市場 銀座店 わふれ フィッティング会

尾上博美先生に会いに

”チャーミング”という言葉は、まさにこの方のために存在する!

いつも明るくはつらつとした360度美人、一緒にいると誰もが前向きで幸せな気持ちになれる、一瞬で周囲の雰囲気を変えてしまうようなハッピーオーラ満開の尾上博美先生。

尾上博美先生

今回のKITTEでは、ついにその博美先生がイベントブースにご出演されるとのことで、とても楽しみに伺ってまいりました!

KITTEイベント案内

尾上流日本舞踊名取・師範でいらっしゃる尾上博美先生。
今回のイベントでは、

・日本舞踊観賞
・機能性と美しさを兼ね備えた和装下着『Wafure(わふれ)』ご紹介
・立ち方とランジェリーで細見え実現!マイナス3kgの着物姿

…と、なんとも盛りだくさんな内容。早速レポートいたします!

レポータ- / 手弱女 安里(たおやめ あんり)

職人の手技に恋して十数年。洋の東西を問わず、逸品との出会いを求めて、気の向くまま、心のままに、美術館、展示会、劇場、工房等を訪問させていただいております。
着物美人を目指して日々、奮闘中。

手弱女 安里(たおやめ あんり)

『藤娘』に魅了…

3歳から日本舞踊を始められた博美先生。尾上流日本舞踊名取・師範でいらっしゃり、20年以上に渡り『尾上博美日本舞踊研究会・花』を主宰、舞踊家として活動されています。

イベントは、博美先生が踊る『藤娘』の鑑賞からはじまりました。

尾上博美先生
尾上博美先生
尾上博美先生
尾上博美先生

目の前で繰り広げられる、優雅で美しい博美先生の『藤娘』…この上なくたおやかで、無駄のない所作に思わず見惚れてしまいます。

大盛況の賑わいをみせるKITTE会場ですが、この瞬間においては、イベントブースに凛と清らかな空気感が漂います。

尾上博美先生
尾上博美先生
尾上博美先生

西洋のダンスに比べるとゆったりと舞うため、見た目には優雅に見える日本舞踊ですが、実際は、激しいスポーツにも匹敵すると言われるほどの運動量。

骨盤をまっすぐに立てたままの上下の移動やねじりの多い動きは強い体幹があってこそのもので、まるで白鳥が水面下で必死に水を掻いているように、一曲踊れば着物が汗でびっしょり濡れてしまうそうです。

ひとときの麗しい踊りを堪能させていただき、先生は踊り終えられました。

日本舞踊の立ち方で”細見え”!

この日、私が参加したのは3回目のトークショーでした。

3回目の『藤娘』を踊り終え、会場に登場した博美先生、首筋ににじむ汗をハンカチで押さえていらっしゃいましたが、あれだけ激しい動きをしたにも関わらず、着崩れなど全くされていません。

尾上博美先生

汗をかくと肌襦袢がまとわりつき、着崩れしやすいと思っていたのですが、どうして博美先生の着姿は踊る前と変わらないのかしら…

その秘密、どうやら下着にあるようです。

それは後半にお伝えするとしまして、まずは博美先生から、人生を前向きにし、かつマイナス3kgに見える立ち方を教えていただきました!

尾上博美先生

惚れ惚れするような美しい着姿、どの角度からでも絵になるまさに360度美人の博美先生。

その博美先生の立ち方のポイント…

それは「デコルテを引き上げ続けること」!!

レクチャー中の尾上先生

上下の移動が多い日本舞踊、下がった分だけデコルテをあげ続けないと、顔が下向きになってしまいます。

その日本舞踊の立ち方に学ぶ、全員参加の体験コーナーが始まりました。みなさん意欲的です。

・丹田に力を入れて
・胸を広げて
・デコルテを持ち上げて
・首の後ろから引っ張られるように
・天井からつられるように

「これらのことを意識することで、美しい立ち姿を手に入れることができますよ。それに姿勢がいいと、声の出し方も変わってくるの。顔があがるだけで人生が変わるのよ」

尾上博美先生

まさに!

優雅でチャーミング、常に前向きで周囲の人々を幸せな気持ちにしてしまうハッピーオーラ満載の博美先生のエッセンス、いただきました!

和装下着=胸をつぶす?!

そして最後に、和装ランジェリー『Wafure』のご紹介をいただきました。このなんとも美しい和装下着…気になっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

Wafure

和装の理想は、”筒形の体型”。和装ブラジャーというと「胸をつぶして平らに見せようとするもの」しかなく、なおかつその上から補正を行う着付けが主流となっています。

そのためかつては博美先生も、きつい締め付けに身体が疲れ、また和装ブラジャーそのもののパターンが悪いために腕が思うように動かなかったことが度々あったそうです。

尾上先生の後ろ姿

日本舞踊の師範として日常的に着物を着ている博美先生。長時間踊って肌襦袢が汗で湿ると、滑りが悪くなり足さばきに影響が出たり、素材がからみつくことで、おしりの滑りが悪くて腰の位置が決まらなかったり…

「いろいろな和装下着を試したけれど、納得のいくものに出会えず、だったらもう、機能的で美しく、着けているだけでワクワクしてしまうような和ランジュリーを自分で作ってしまおう!」

着想から一年半の時を経て、2009年に『Wafure』が誕生しました。

わふれ誕生

『Wafure』開発にあたって博美先生がまず求めたのが、重みと丸みを持った女性のバストとヒップを完全にホールドし、最も美しい位置に整えること。

それでいて、すべての所作を滑らかにし着崩れしないこと。

優れた機能性と美しさ、使い心地を実現するための生地にこだわり、縫製にこだわり、ラインにこだわり…

通常、下着の新商品は3回作ればパターンが決まるところ、『Wafure』は誕生までに7回ものやり直しを要したそうです。その結果、生まれたのが定番『カメリア』シリーズ。

カメリアランジェリー
カメリアランジェリー

・カメリアブラジャー
伸縮性のあるストレッチレースは、ワイヤレスながら独自の立体設計でバストを柔らかく包み込みます。後ろホックに美しいVライン、くりが小さく、和装にも洋装にもフィットする優れものです。 

・カメリアショーツ
浅めの丈は腰紐にかからないため、トイレ後の着付けの乱れを防ぎます。ヒップラインが出ないような設計は、身体のラインが強調される服装の際にも重宝しそうです。

Wafure

色はどれもステキな8色展開、いずれにしようか迷って決めきれないほど。

新色グリーンのネーミングは『小さな大冒険』だそうですよ!確かに!!

Wafure

思わず見せびらかしたくなるような”勝負下着感”にあふれた『カメリア』は、2009年の発売以来今なおモデルチェンジすることなく、多くの方に愛用されています。

かくゆう私も愛用者の一人です!

”ため息もの”の肌襦袢

この日もうひとつご紹介いただいたのは、その名も『肌Jupan』。最上級のテンセル素材を用いた、からまない肌襦袢です。

Wafure

バスト下から足先までの1枚仕立ては、着るだけでほっそりと落ちる理想のシルエットを作り出します。

ため息もののラインと優しいお色使いに、会場にいらっしゃった方もすでに2着購入で愛用されていらっしゃるとか。

また偶然にも、同日にお花のワークショップを開催されていた佐藤いづみ先生も『肌Jupan』を着用されていらっしゃって、思わず上前をめくりお色をみせあう光景も。こちらもお色選びが悩ましいところです。

「あなたを咲き誇る、素肌から整える」

・日本製であること
・手仕事であること

このふたつのこだわりとともに、一点一点、全行程を分業せずにお一人が製作する『Wafure』の商品。

「あなたを咲き誇る、素肌から整える」

というキャッチコピーに、着物ファンの心はさらに動かされますね。

今回ご紹介した商品以外にも、最新のルームウェアから腰紐まで、耐久性に優れ型崩れしない商品は、極上のフィット感でみなさんの自由な着物ライフを手助けしてくれることでしょう。

そんな『Wafure』初の京都きもの市場でのフィッティング会が、6月25日(土)に、満を持して銀座店にて開催されるそうです!

京都きもの市場 銀座店 わふれ フィッティング会

博美先生と直接お話ししながら、お気に入りのひと品を見つけるひととき。予約制にて、マンツーマンで体形に合ったものをアドバイスいただけるまたとない機会です。

どうぞお見逃しないよう、この週末は銀座店を訪れてみてくださいね!!

尾上博美先生

撮影/五十川満

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