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着物の種類 基本中のき!帯合わせ・小物合わせも解説「フォーマル編② 訪問着・付け下げ」

着物の種類 基本中のき!帯合わせ・小物合わせも解説「フォーマル編② 訪問着・付け下げ」

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ドレスからTシャツ…洋装にもTPOに応じた服装があるように、着物にも着用シーンに合わせた様々な種類があります。 一見わかりづらい着物の種類。でも一回基本が分かれば意外と簡単なもの。今回はシーンと合わせて、帯や小物の合わせ方まで解説いたします。

着物にはそれぞれ格があり、その格によって着用に相応しい場があります。フォーマル寄りの着物の格は、高い順に第一礼装(単に「礼装」とも)、準礼装、略礼装、おしゃれ着です。
この格は、留袖、訪問着等の着物の種類と、紋(家紋)の有無・数により決まります。

紋の数は多いほど格が高く、高い順に、背、両袖外側、両胸にある五つ紋、背、両袖外側にある三つ紋、背のみの一つ紋の順です。
さらに紋には、紋の描き方や紋をつける手法にでも格の違いがあるのですが、その説明はここでは割愛します。

なお、着物をその製造工程から、染めの着物(「やわらかもの」、「たれもの」とも)と織りの着物(「かたもの」とも)に分類をすることがありますが、ここで紹介する着物は全て染めの着物です。
(5)訪問着とは?
絵羽模様と呼ばれる、縫い目をまたがって模様をつけられた着物です。
留袖との違いは、裾以外の襟、胸元、袖にも模様が入っていることです。
三つ紋又は一つ紋を入れると準礼装に、紋を入れないと略礼装になります。
ただし、最近では紋を入れず、準礼装と略礼装の区別をあまり気にせずに、単に訪問着として一括りに考える方も増えているようです。
準礼装、略礼装のいずれも、既婚・未婚を問わず着用できます。
なお、最近では紬地の訪問着も見られますが、紬地は礼装としては扱われませんので、ここでの訪問着には該当しません。
訪問着は、反物ではなく、画像のように着物の形で展示、販売されます。
準礼装としての訪問着は、結納、結婚式・披露宴への知人・友人としての出席、入学式や卒業式、各種パーティ、お茶席等に幅広く着用できます。
略礼装としての訪問着には決まりがなく、お正月、入学式や卒業式、略式の披露宴や、ちょっと改まった、訪問、外出、パーティ等で着用できます。
◆合わせる帯
準礼装、略礼装いずれの場合も、帯は、留袖と同様かそれに準じる程度の、格の高い袋帯を合わせます。
◆合わせる小物類
帯揚げ、帯締めは、淡い上品な色合いのものが好まれ、華やかに装いたい場合は金箔入りの帯揚げや金糸を使った帯締めを合わせます。

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