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~ 假屋崎省吾きものの世界 ~ きもの、そして花への愛  特別展示会「華ときもの祭 in 二子玉川ライズ」假屋崎氏突撃取材!

~ 假屋崎省吾きものの世界 ~ きもの、そして花への愛  特別展示会「華ときもの祭 in 二子玉川ライズ」假屋崎氏突撃取材!

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京都きもの市場としては初の東京・二子玉川での開催。「華ときもの祭」と題された展示会には、スペシャルゲストとして華道家・假屋崎省吾氏をお招き! 着物プロデューサーとしても活躍されている假屋崎氏。今回は着物と花への愛について、お話を伺いました。

華道家 假屋崎省吾氏をゲストに迎えての展示会、「華ときもの祭 in 二子玉川ライズ」。
今回はそのタイトル通り、假屋崎氏のいけばなと共に、自身がプロデュースするお着物も披露されるとのこと。
着物デザイナーとしてのお顔を拝見できるチャンス!
假屋崎氏のお着物の世界を、レポートしてきました!
レポーター/池田千恵里

趣味は書くこと!という着物愛好家。
国内外において着物PRの経験を持つ。
英国駐在時には着物でのお出掛けを常とし、自身の着姿をSNSやYouTube 等でも発信。
また、ロンドンで着物ファッションショーを開催するなど、和装のPRに務めている。

全国各地で年間400回以上もの展示会を開催している、京都きもの市場さんですが、意外にも東京・二子玉川での開催は初めてなのだそう!
今回は、通常開催しない場所での特別展示会ということで、スペシャルゲストとして、假屋崎省吾氏をお招きするとのこと。
与えられた取材タイムはオープン前の朝一番!
張り切って行って参りました!

会場入口では、假屋崎氏の等身大パネルが、いけばな作品と共にお出迎え!
パネルとは思えない華やぎ感にびっくり!
ご本人はパネル以上でしょうから、さぞ華やかな方なのでしょう。
ワクワクしながら、假屋崎氏がプロデュースしたという着物ブランド、「假屋崎省吾きものの世界」のコーナーへと向かいました。

コーナーは一番奥に!
パネルですのに、こんなに華やかな方っています?
やはり肩書きに “華” と付いている方は違いますね!

中央にはいけばな作品が展示され、正に美の共演という、素敵な空間が広がっていました。

この日は假屋崎氏に、直接お話しを伺えるとのこと。
なんと光栄なことでしょう!
今か今かと待ちわびていましたら、オーラを金色に輝かせた假屋崎氏が!
一流の方というのはやはりエネルギー量が違いますね!
近づくと少々熱さを感じるほどでした。さすがの存在感で、やはり華やか!

今日は着物プロデューサーとしての假屋崎氏にお話しを伺いますが、せっかくですので、今回のいけばなについてもお聞きしました。

「11月なので、ドウダンツツジの紅葉と馬酔木に合わせ、季節の菊と華やかな百合を使って、“ザ ・いけばな!” という感じにしました。
お着物に合うよう、とことん和の世界を表現してみたんですよ!」と假屋崎氏。

なんと、入口とこちらの二作品を、1時間ほどで活けられたそう。
(お花のアップは假屋崎氏のアメブロをご覧下さいね!)

さて場所を変え、着物プロデューサーとしてのお話しを伺いました。

お母様がよくお着物をお召しになる方で、小さい頃から着物が身近にあったという假屋崎氏。
入卒といった節目の写真に写るお母様の着姿を見るたび、着物って素敵だな!と感じていたそう。
その影響か、歴史やお城が好きで、ドラマ「大奥」は、10歳の頃から10年近く、ずっと見ていたんだそうです。
お父様の丹前を羽織って、お引きずりの真似をし、大奥ごっこを楽しんでいたんだそうですよ!

華道歴35年、還暦という節目を迎えたという假屋崎氏ですが、着物のプロデュースは今年で9年目とのこと。
お振袖のデザインからスタートしたそうで、初めての作品は、いけばなの作品集から華やかなものをいくつか選び、自身の作品同士を組み合わせるという、いわばいいとこ取りの “自分コラボ” なデザインだったそうです。
その後、お嬢様と共にいらっしゃるお母様、お祖母様からも、假屋崎氏デザインのものを着たい!との要望が多く、1年後からは、着物のデザインもスタートさせたのだそう。
振袖から数えると、今年で10年目。
こちらも節目の年ということになりますね!

こうして振袖から今度は訪問着、付け下げ、小紋、帯へとデザインの幅を広げ、お生地も柔らか物のみならず、紬もと、今では様々なタイプの作品に取り組む假屋崎氏。

「ブランドの中でアイテムを増やすことは、大事なことだと思っているんです。
来て下さったお客様に、欲しい物がない!とならないよう、チョイスの幅を広げて差し上げる事は、お客様への親切でもあると思うので。
幅広いものづくりを心掛けています」とのこと。

順に御召し、大島紬、野蚕の紬。
  • 御召し
  • 大島紬
  • 野蚕の紬
シルクストールもありましたよ!
デザインの幅も本当に広く、必ず好みの品に出逢える!といったラインナップです。

京成バラ園によって誕生した、假屋崎氏の名前が付いたバラ「ショウゴエレガン」をモチーフにしたお柄も沢山ありました!
エレガンはフランス語で、”優美” を意味するそう。
イメージにぴったりですね。

以前に銀座店のイベントで取材をさせていただいた、紅白演歌歌手 市川由紀乃さんがお召しのものも!

幅広いラインナップには、作家先生とのコラボ作品も。
こちらは日本工芸会正会員 村山正夫 先生とのコラボ作品。
村山先生の蒔糊(まきのり)という難易度の高い染めの技法によって、花達がより華やかに立体感を増していて!私の素人写真で紹介するのでは申し訳ないほどの存在感を放っていました!

立体感といえばこちらも。
花の中央にモール糸を使い、周りは玉虫色に上品に輝いて、コントラストが素敵でした。

「価格帯にも幅を持たせて、小紋から始めようという初心者から、逸品をお探しの方まで、皆さんにどれかしらお手に取っていただけるようにと考えています」とも。
さらに「太く長く着て楽しんでいただきたいので、組み合わせがしやすく、奇抜すぎない、万能ねぎのようなものを作るようにしているんです!」と。
どこまでもお客様の事を考えてのものづくり!
お人柄がひしひしと伝わってきました。

接客もお一人お一人、丁寧にされてらして。
お客様に喜んでもらいたいという思いも伝わってきました。

お客様だけでなく、今回この展示販売を開催した、京都きもの市場さんのことにも触れ。
「チームワークがとにかく良くてサービス精神旺盛!
皆さんフレッシュなのに知識が豊富!
一生懸命さに感動しました。
ずっと一緒にお仕事をしたいくらいです」と。

假屋崎氏からアドバイスも受けられて、記念写真、色紙にサインと、お仕立ての思い出も残るというこの機会。
取材をさせていただいた私も、これは実にテンションの上がる催し!と大いに楽しませていただきました。
ですので今回来られなかった皆さまの為にも、是非また “假屋崎省吾きものの世界” のご紹介イベントを、開催していただきたいと思います。

楽しみにしておりますので、假屋崎さん、社長、どうぞ宜しくお願いしますね!

活けて下さったお花が掲載されています。
是非ご覧ください。

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