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きものの始め時は、いつがいい? 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.26

きものの始め時は、いつがいい? 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.26

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気に入った色柄を着倒すくらいのつもりで、じゃんじゃん着て慣れることが一番の近道ですよ。「ためらっている時間がもったいない!」とけしかける、スターター応援キャンペーンはいつでも開催中です。ぜひ皆さまもご一緒に!

きものの始め方!

「きものが身近な人に憧れるわぁ」……そんな風に言う人が、たくさんいるのをご存じですか。でも、「仕事を引退したら着付け教室に行こうかな」とか「いつかおばあちゃんになったら、のんびりきもの生活を始めたい」と聞くと、とてもじれったい気持ちになります。いつか、っていつ?

きものの着方は自転車の乗り方と一緒です。自転車って、どんなに久しぶりでもすぐに慣れるじゃないですか。きものもそれと同じで、前もって覚えて、仕組みや動きを体に染み込ませておくほうが絶対にいいですし、きもの生活も、年を取ってからいきなりスタートさせるよりも、今のうちに週末やお休みの日にでいいので、ゆっくりスタートさせておいたほうが絶対にいいです。

古典芸能の世界では、子どもが習い事を始めるときは、「6歳の6月6日」がいいと昔から言われています。大人でも習い事は6月6日に始めると縁起がいい、という人もいるようですね。うーん、6月6日まであと2か月弱ですか……どちらかというとわたしは「思い立ったが吉日」派なので、きもの生活を始めてみたい、とか、着付け教室に通ってみようかなぁとかつぶやく方がもしも目の前にいたら、今すぐに始めちゃいましょうよ!とお誘いします。

きものの始め方としては、①着付けを覚えること、②実際に着るものの調達、が必要になります。着付け教室は、個人のところから大手までさまざま。「自分で着られるようになりたくて通った教室なのに、何年かたって十二単の着付けを学ぶことになって、それでも自分では着られないと気付いた」という失敗談を聞いたことがあります。そこは他装重視の教室だったんですね。自分が着られるようになれればいいのか、誰かの着付けもできるようになりたいのか、お免状を取って教える側になりたいのかで違いますもんね。

着付けの上達のコツは、実はサイズにあります。自分の寸法(マイサイズ)で作ったきもののほうが、早くおはしょりもすぱっと決まって、着姿もきれい。小さすぎるものはおはしょりを出すのに苦労しますし、逆に大きすぎるものはだぶついてしまって、布の処理に追われます。もらいもので気に入っているものがあるなら、ぜひ仕立て直しをおすすめします。
練習用に新しく購入するのであれば、着付けがしやすい紬やお召や木綿などの「織物を、単衣で!」作るのがおすすめです。気に入った色柄を着倒すくらいのつもりで、じゃんじゃん着て慣れることが一番の近道ですよ。
「ためらっている時間がもったいない!」とけしかける、スターター応援キャンペーンはいつでも開催中です。ぜひ皆さまもご一緒に!

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