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Brooklynスタイルvol.2 着物リメイク・3パターン「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ NEW YORK ‐

Brooklynスタイルvol.2 着物リメイク・3パターン「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ NEW YORK ‐

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お気に入りの色や柄の入った着物。…でも普段気軽に着られるような感じではなくタンスに眠ってしまっているものがあれば、リメイクしてみるのもひと手かもしれません。ニューヨーク流、着物の枠を飛び出して、新しい楽しみ方で生活に着物の一部を取り入れる様子を綴ります。

Brooklynスタイル、vol.2です!

着物からリメイクしたキャミソールきてお出かけ

以前の記事内で着ていた「七五三の男の子用着物」のリメイクについてご紹介します。

まず「着物の袖を解体して何ができるかな?」と考えました。

実は、高校の時に服飾デザイン科に通っていたので裁縫は得意です。浴衣を反物からお仕立てすることもできます。

考えた末に、袖の部分を使って簡単なキャミソールを作ることにしました。服飾デザイン科出身と豪語したものの、今の家にはミシンもなく、ズボラな私はスチーマーもかけずにちゃちゃっと手縫いで仕上げました。
制作時間1時間もかからずに完成。

さっそく、できあがったキャミソールを着てお買い物へ。
カジュアルなデニムのスカートと合わせてスタイリングしてみました。
訪れたのはジャクソンハイツというインド系のエリアです。さすが人種のるつぼと言われるニューヨーク、この街だけはまさにインド!な雰囲気です。
たくさんのスパイスや、マンハッタンやブルックリンの一般的なお店では見ることのできない野菜など、いろいろな食材が安く買えます。

私の料理好きについては以前もコラムにてお話したのですが、私の料理はいつもスパイスやハーブがたっぷり使われます。インド人からカレーを学び、いつもカレーを作る時はスパイスから!市販のカレールーは一切使わない徹底ぶりです(自分で言うのもなんですが!)。

さらに、私のオリジナルコスメブランドのコスメを作る時に使う「ある材料」が、ここジャクソンハイツで手にはいるというのもあり、よくお買い物に来てはサモサなどを頬張りながら歩く、お気に入りのエリアでもあります。

スーパーの中でまわりに誰もいないのを確認し、インドのギラギラ・ガチャガチャした感じをバックに撮影してみました…笑

ニューヨークの地下鉄は冷房が効きすぎていることが多く、乗っていると凍えそうになるので、いつも何か羽織れるものを持っていきます。
この日は、デニムのシャツをはおり、デニムオンデニムのスタイリングにしてみましたよ。
このキャミソール、今年の夏重宝しそうです。

さて、この着物には元々、紐が内側両サイドに縫い付けてありました。
着物の裏布としても使われているすべりの良い生地なのですが、そのカラーが美しく、何かに使えないかな…と考えていました。

そこで、シンプルな白のTシャツにリボンを作って縫い付けてみました。
さっそく着て近くのカフェへ。「ちょっとガーリーすぎるかな?」と思ったのですが、普段シンプルな私のスタイリングのちょっとしたアクセントになりました。
ご心配なく!お洗濯の時に取り外せるよう改良予定です(縫い付けた後に気付きました…)。

このブログを書いている数日前、ニューヨークは「ジュライフォース:July 4th」という独立記念日の祝日でした。毎年大がかりな花火が上がるため、私も去年まではこの日は浴衣を着る日と決めていたのですが…
今年は、人が集まることを避けるため、どこで何時に花火が上がるか知らされていないシークレット花火でしたよ!(コロナ対策ではあるものの、それはそれでサプライズで楽しいですよね。)

あまり布をリボンへリメイクしたコーデでカフェへ
昨年のジュライフォースでの浴衣姿

どこで上がるかが分からないこともあり、今年は友人宅でお酒とディナーを楽しみながら、花火はテレビで楽しむことにしました。
写真は去年の「ジュライフォース」の時のもの。
日本が恋しくなる藍色、美しい総絞りの浴衣でした。

さて、今年の「ジュライフォース」はカジュアルに過ごそうと、ディナーの前にその友人たちと海へ!
着物についていた紐のもう片方が余っていたので、ハワイで購入したシンプルなカゴバッグに結んでみることにしました。
シンプルすぎるけど、使いやすそうな大きなバッグ。
一緒にハワイぽい柄のピンクのリボンは付けていたものの、何かものたりずどうしようかと考えていたところでした!

海に行くからとのことで、バッグをひっぱり出したとろでひらめき採用。

青い海と、白い砂浜(どっかで聞いたセリフですね)…
リボンのカラーがパッと目にとまり、夏っぽさとおしゃれ感が一気に増しました。

ハワイのバッグにリメイクしたリボンを添えて
ハワイのバッグにリメイクしたリボンを添えて

大切な着物を解体して別のものに作り替えるのは勇気がいりますが、もし、もういらないのだけど捨てられない着物がある方は、別の何かにリメイクして再度楽しむのも良いと思います。
私は、ザクザク・チクチクと自分で仕上げましたが、日本にはすばらしい仕立て屋さんがたくさんいらっしゃるでしょうから、不安な方はプロに任せてしまいましょう!
ずっと使ってもらえるほうが、きっと着物も喜びます!

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