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NYで洋服と着物のコラボレーション「WORLD KIMONO SNAPS」 - NEW YORK -

NYで洋服と着物のコラボレーション「WORLD KIMONO SNAPS」 - NEW YORK -

洋服と着物のコラボレーション「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ NEW YORK ‐

2020.06.24 （2022.04.20 更新）

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ニューヨークで、洋服と着物のコラボレーション。着物スタイリストとしてのはじめてのpublish作品「EDGY Of NAOKO」ができあがるまでを、ゆるりと綴ります。

私がはじめて、洋服とのコラボレーションで着物スタイリングをした時のお話をしようと思います。

着物と洋服を組み合わせたスタイリングで撮影したいとずっと思っていたある時、友人から、台湾人のフォトグラファーがテストシュート（＝テスト撮影）でメイクアップアーティストを探していると紹介されました。
結局その撮影には行かなかったのですが、お互いの作品に興味を持ち、そのフォトグラファーと頻繁に連絡を取るようになりました。
私が着付けをしていることを知って興味を持ってくれていたようです。

一度テストシュートをしようと話していたこともあり、私が「着物を使ったクリエイティブなスタイリングで写真を撮りたい」と話すと、彼女も話にのってくれモデルやスタジオなどを手配してくれました。

撮影日までは、スケッチをしたりたくさんのマガジンからアイディアをもらったりしてイメージをふくらませ、当日はありったけの着物や小物を持って現場へ。
本番ではスタイリングに集中するために、別のメイクアップアーティストとヘアスタイリストが来てくれました。

まずは、中古品で購入したきりまだ一度も出番のなかった青色の振袖を。
紅い比翼がついていて、袖の縁と裾に綿が入っていたので花嫁衣装で使っていたのでしょうか…
ニューヨークで購入した、こちらも古着のウェディングドレスと重ねて着せてみました。

このショットは、フォトグラファーには採用されなかった撮影時のスナップショットです。
採用された写真は後ろ姿で、ウェディングドレスが全く見えないのですが、メインの写真として使われました。

他にも何パターンかスタイリングを撮ったのち、撮影は終了。
写真の行先はフォトグラファーへ託されました。
ライダーズジャケットを使ったスタイリングなどもあったのですが、どうやら採用されなかったみたいです（笑）

その数ヶ月後、『CAUSE magazine』のウェブマガジンに掲載が決まったとフォトグラファーから連絡がありました。（実は「こういうクセの強い写真はどこのマガジンでも使いにくいので掲載は難しいかも」と言われていたのですが、フォトグラファーもがんばってってくれました！ありがとう！）

そして、その作品を見てくれたまわりの反応が想像以上のもので、それにもまた驚きました。
こちらのコラムを書くにあたってあらためてその当時のSNSの投稿を見返しましたが、本当に多くの人たちからの、うれしい反応があったのだと思い出しました。

すばらしいアーティストの友人からも「Amazing!」とメールをもらったり、私が色彩を学んでいた時の師匠からも「あの作品にインスパイアされた」とおっしゃっていただいたりと。

自分がただ「こんなものを創りたい！」と強く思って行動した結果が多くの人たちの感性を刺激していたなんて…
今、「また何かクリエイトしなければ！」という気持ちにかきたてられています。

この後もいろいろなアーティストとコラボレーションし、着物スタイリングに挑戦してきました。
この作品以来、大満足！というスタイリング作品はまだ産み出せていないのですが、『VOGUE Italia』に載せてもらった作品もあるので、またご紹介させていただきますね。

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