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織物で繋がるラオスと日本の輪 きものパーティー inラオス大使館

織物で繋がるラオスと日本の輪 きものパーティー inラオス大使館

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去る9月26日、駐日ラオス大使館で京都きもの市場主催のきものパーティーが開催されました。今回は参加者の皆さんから大好評だったイベントの模様を写真とともに振り返ります。

なぜラオス大使館できものパーティー?

手つかずの自然の中で人々がのどかな暮らしを送る、東南アジア最後の楽園・ラオス。日本とは伝統的に良好な関係を築いており、今年は両国の外交樹立70周年という節目の年にあたります。

ラオスと日本の外交関係樹立70周年を祝したロゴ

ラオスと日本の外交関係樹立70周年を祝したロゴ

「でも、なぜラオス大使館できものパーティー?」と思われた方もいるかもしれません。

実は多民族国家のラオスには多様で豊かな織物文化があり、織の原点とも言われているのです。特に手織りの技術は世界随一!

ラオスの手織り技術を生かした帯

ラオスの手織り技術を生かした帯

そんなラオス織物に魅せられた京都きもの市場のバイヤー・野瀬は5年以上前から視察を重ね、その魅力をYouTubeで発信するとともに現地の工房と帯の開発を進めてきました。

昨春には、着物インフルエンサーのきものすなおさんとラオスの首都・ヴィエンチャンへ。3つの工房を巡り、繊細な織の技術を目の当たりにしました。

2024.05.19

カルチャー

きものすなおさんと”織の原点”へ (ラオス・ヴィエンチャン) 「バイヤー野瀬の、きもの産地巡り」番外編

そうした活動をきっかけに、ラオス大使館と京都きもの市場が繋がり、ともにイベントを企画。

ラオス帯の“里帰り”をテーマに、なかなか現地に行けない方にもラオスの織物を身近に感じていただけるパーティーを催しました。

ラオス織物での来場に駐日大使も喜び

ラオス大使館に集まった参加者の皆さん

ラオス大使館に集まった参加者の皆さん

当日は京都きもの市場のスタッフが受付を担当

当日は京都きもの市場のスタッフが受付を担当

色彩豊かで精緻な柄、伸縮性があって着心地も良いラオスの帯は、きもの愛好家の皆さんにも大人気。

そのため、イベントへの申し込みが殺到し、当日は予定していた人数を超える50名以上の方がご参加くださいました。

イベント開始前の会場の様子

イベント開始前の会場の様子

普段はなかなか入ることのできない大使館。皆さん、ドキドキワクワクしながら受付を済ませてパーティ会場の中へ。

各々会場で記念撮影をしたり、同じ席になった方と挨拶をしたりしながら開始を待ちました。

駐日ラオス特命全権大使のアンパイ・キンダヴォン閣下

駐日ラオス特命全権大使のアンパイ・キンダヴォン閣下

そして、ついにイベントがスタート!

まずは、駐日ラオス特命全権大使のアンパイ・キンダヴォン閣下からのご挨拶がありました。

ラオス産の帯で来場された参加者の方

ラオス産の帯で来場された参加者の方

皆さん、真剣な様子で聞き入っていらっしゃいます。

アンパイ閣下との写真撮影に並ぶ参加者の皆さん

アンパイ閣下との写真撮影に並ぶ参加者の皆さん

アンパイ閣下はとても気さくな方で、写真撮影にも快く応じてくださいました。

皆さんもぜひ一緒に写真を撮りたいと、自由時間にはこんなに長蛇の列が!

参加者の皆さんと和やかに会話するアンパイ閣下

参加者の皆さんと和やかに会話するアンパイ閣下

なお、当日は細かいドレスコードはありませんでしたが、約半数の方がラオスの織物を着用の上でパーティーに参加されており、アンパイ閣下も大変お喜びになられていたご様子です。

ラオスの伝統料理で海外旅行気分を堪能

ラオスのシェアNO.1ビール「ビアラオ」

ラオスのシェアNO.1ビール「ビアラオ」

アンパイ閣下のお話の後は、皆さんが楽しみにされていたお食事タイム。まずはラオスビールと呼ばれている「ビアラオ(Beer Lao)」で乾杯しました!

ビアラオはラオス国内のビール市場において90%以上のシェアを誇る、まさに国民酒。

ビアラオで乾杯

ビアラオで乾杯

最高品種のジャスミン米を使用していることから苦味が少なく、ほんのりとした甘味があって口当たりがまろやか。女性から飲みやすいと大人気なんだそうです!

当日はまだ残暑が厳しく、ビールで喉の渇きを潤しました。

大使館専属料理人によるラオスの郷土料理

大使館専属料理人によるラオスの郷土料理

そして、この日のお料理は大使館専属料理人によるラオスの郷土料理。簡単にメニューをご紹介します!

パパイヤ・サラダ

パパイヤ・サラダ

こちらはパパイヤ・サラダ。パパイヤは「酵素の王様」と呼ばれるほど豊富な酵素と栄養素が含まれるスーパーフードとして近年、美容や健康意識の高い方から注目されている野菜です。

味は癖がなく、シャキシャキとした食感が楽しめます!

ラープ・ガイ

ラープ・ガイ

ラープ・ガイというラオスのお隣の国タイでもよく食べられている鶏ひき肉のサラダはお米との相性が抜群。ハーブやパクチーを使ったエキゾチックなお料理ですが、日本人の口にも合う味付けでした。

ラオスの郷土料理を味わう参加者の皆さん

ラオスの郷土料理を味わう参加者の皆さん

ラオスの郷土料理を味わう参加者の皆さん

ラオスの郷土料理を味わう参加者の皆さん

他にも甘辛な味がクセになるココナッツミルク素麺スープや、こっくりとした甘さのタピオカを使ったデザートなどに舌鼓を打った皆さん。

日本にいながらにして、旅行気分を堪能できました。

給仕してくださった大使館スタッフの皆さん

給仕してくださった大使館スタッフの皆さん

この日、給仕を担当してくださったのは大使館スタッフの方々。

祭礼や結婚式などで正装する際、ショールのように肩に掛けるラオスの民族織物「パービアン」を着用し、笑顔でお料理を提供してくださいました。

ラオス文化への理解を深めるお楽しみプログラム

トークショーに登壇した京都きもの市場のバイヤー・野瀬

お料理の途中には、バイヤーの野瀬が登壇。ラオスの正式な装いにてご登場くださった大使夫人、一等書記官のおふたりと、ラオスの文化や織物についてのトークを繰り広げました。

この日の野瀬は、夏大島に帯はもちろんラオスの織物!葛の茎の繊維で作った糸を手織りした珍しい葛布の帯となっています。

薄羽織は『貴久樹』さんの商品。夏の装いで涼しくも、暖色でまとめ、秋めいた雰囲気を感じさせるスタイリングです。

大使夫人と一等書記官

大使夫人と一等書記官

夫人たちはラオスの伝統衣装でお越しくださいました。

ラオスの正装であるパービアンとシンの組み合わせ

ラオスの正装であるパービアンとシンの組み合わせ

先ほど紹介したパービアンに、「シン」と呼ばれる巻きスカートを合わせるのがラオス女性の正装です。

シンは筒型の布になっており、ウエスト部分はホックで留めるだけ。簡単に着れて動きやすく、制服としても採用されているのだとか!

ラオスの伝統衣装・シンを紹介する大使夫人

ラオスの伝統衣装・シンを紹介する大使夫人

バイヤー・野瀬と大使夫人らによるトークショーの模様

バイヤー・野瀬と大使夫人らによるトークショーの模様

ラオスの魅力を知る動画を視聴

ラオスの魅力を知る動画を視聴

トークショーのあとは二班に分かれ、さまざまな形でラオスの文化に触れるイベントタイムに。一班は会場に残り、ラオスの魅力を知る動画を視聴しました。

ラオスの風俗を紹介する大使館のお部屋

ラオスの風俗を紹介する大使館のお部屋

もう一班は大使館の2階へ移動。

ロウソクの山車などが展示されている

ロウソクの山車などが展示されている

こちらはラオスの風俗を紹介するお部屋で、お祭りの際に寺院に寄進するロウソクの山車や……

ケーンをはじめとしたラオスの伝統的な楽器

ケーンをはじめとしたラオスの伝統的な楽器

竹のパイプに空気を吹き込み音を出すケーンをはじめとしたラオスの伝統的な楽器が展示されており、皆さん興味深くご覧になっていました。

アンパイ閣下との集合写真

アンパイ閣下との集合写真

アンパイ閣下との集合写真

アンパイ閣下との集合写真

最後は全員で写真撮影。すでにラオス織物をお持ちの方もお持ちでない方も、ラオスの暮らしや文化への理解が深まるイベントとなりました!ご協力してくださったラオス大使館の皆さんに改めてお礼を申し上げます。

近日、参加者の皆さんの装いを紹介した記事もアップいたしますので、そちらも合わせてお楽しみに!

文・構成/苫とり子
撮影/五十川満

カルチャー

バイヤー野瀬の、きもの産地巡り

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