ホーム
コラム
【てんびん座】『京友禅』の付け下げを着回すコーデ「12星座で実践！着物1枚に帯3本」vol.2

【てんびん座】『京友禅』の付け下げを着回すコーデ「12星座で実践！着物1枚に帯3本」vol.2

2025.09.22

記事を共有する

京都きもの市場の膨大な着物・帯・小物のなかから、毎月、その星座に似合う着物1枚に合わせた帯3本のコーディネートをSayaさんが提案していく連載。今月は「てんびん座」です！

12星座別！「着物1枚に帯3本」
「てんびん座」におすすめの着物―『一富司』の京友禅手刺繍付下げ
「着物1枚に帯3本」【帯1】桝屋高尾さんのねん金綴錦の袋帯
「着物1枚に帯3本」【帯2】人間国宝の故・北村武資さんの工芸袋帯
「着物1枚に帯3本」【帯3】織楽浅野さんの西陣織の袋帯

8月からスタートした「12星座で実践！着物1枚に帯3本」。12星座別に、着回しのできる着物1枚と合わせる帯3本を提案していきます。

「前回のおとめ座さんは、工芸的な着物が好きな方が多いうえ、華やかなもの、奇抜なものは苦手。普段の暮らしを大切にする方たちなので、たとえ同じような印象になっても、好きなものを着ているほうが落ち着くタイプなんですね」（アストロロジー・ライター Sayaさん）

Saya プロフィール

1971年、東京生まれ。京都在住。1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。2021年より着付けを習い始め、きものの魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。

「そのため、おとめ座では敢えて、工芸的な感じでトーンを揃えたのですが、今回のてんびん座さんは、人が好きなんですね。ご縁を大切にする方たちなので、食事会や結婚式などに呼ばれる機会も人より多いはず。

またファッショニスタの星座でもあり、その場に合った、上品かつ洗練された装いになるよう、細やかに気を配る方たちです。予想される、あらゆるシチュエーションに耐えるものを望まれるだろうから、活用範囲の広い、付け下げがいいだろうと思いました」

「2本めは、人間国宝の故・北村武資さんの工芸袋帯。こちらもお仕立て上がりですが、ほぼ使われていない新古品。結婚式はもちろん、パーティやレセプションにもおすすめです。

てんびん座の世界観は、自然のままではないんですね。スタイリッシュに、機能的にデザインされた美しさが大切にされるので、五稜菊の文様はまさにぴったりです。美を愛するてんびん座さんのお眼鏡にもきっと叶うはず」

「3本めは、織楽浅野さんの西陣織の袋帯。薄桜色に唐花模様、金銀の箔糸が美しいお品です。可憐な花柄でありながら、モダンな雰囲気もあって、大人の愛らしさ。さすが織楽浅野さんだなと思いました。

1本め、2本めの豪華さに比べると、もう少しカジュアルな雰囲気もあるので、お食事や観劇にもおすすめですが、お茶席にもよさそう。また、小紋や色無地にも合いそうなので、着回しがいろいろ楽しめそうです」

1971年、東京生まれ。京都在住。
1994年、早稲田大学卒業後、編集者を経て、フリーランスに。
2008年より、『エル・デジタル』（ハースト婦人画報社）で星占いの連載を始め、現在も続く長期連載に。
2021年より着付けを習い始め、着物の魅力に目覚める。好きが高じて、『LEEweb』（集英社）で「運のよくなるおとなのきもの遊び」をスタート。オール私物できもの体験談を語っている。
著書に、『星の道を歩き、白魔女になるまで〜わたしの「物語」を見つけると人は癒される』（説話社）他。