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コラム
人生を変える成人式フォトシュート in NY！「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ NEW YORK ‐

人生を変える成人式フォトシュート in NY！「WORLD KIMONO SNAPS」 ‐ NEW YORK ‐

2020.05.26 （2021.04.30 更新）

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お嬢様のご成人のお祝いに、ニューヨークへの旅行と記念写真を体験されたステキなご家族と、フォトシュートの様子について綴ります。

そんな彼女が「ニューヨークで娘の成人の思い出の写真を撮りたい」と思ったのは、とても自然なことだったのでしょう。
彼女いわく、日本で高額のお金を支払って振袖を買ったりレンタルしたり、また周りと同じように大勢で式に出席して写真を撮るよりも、「人と違うことをしたい、ニューヨークの街並みを背景にプロのフォトグラファーに撮影してもらうという体験をさせてあげたい！」と、この撮影を決断されました。

ちなみに私の成人式の時は、着たい色の振袖を着れず（黒いかっこいい振袖が良かったものの、母親に大反対されなぜかあまり好きでもない緑の振袖を着ました…）、さらには前撮りのメイクが気にいらずフォトグラファーの態度も気にさわり、撮影では笑顔をつくることもせず、もちろん仕上がった写真もそれなりであまりいい思い出はなかったな…と思い出しました。

散々だった私の思い出のような前撮りのほうが珍しいのですが、憧れの街、思い入れのある場所での特別な撮影は、お嬢様ご本人にとってもきっとすばらしい思い出になるでしょう。

数ヶ月後に3人の娘さんと一緒にニューヨークへ来られ（本当に行動力がすばらしいパワフルママです！）、渡米前にご本人と一緒に選ばれていた、とても美しい辻が花の赤い振袖を着用されました。

撮影当日は、オフィスでお支度を済ませてロケーションフォトへ出発です！
ブライアントパークに立ち寄ってスナップショットを撮りながら、グランドセントラルステーションへ歩いて向かいました。

その後、ハイラインへ。実はミートパッキングエリアにあるチェルシーマーケットの中のライトのトンネルが有名な撮影スポットで、そこで撮りたかったのですが…警備員の人が来て注意されてしまいました。
当たり前ですが、目立っていたのですね…着物姿の日本人を撮ろうとした観光客で、ちょっとした渋滞になってしまっていたのです。

ただフォトグラファーはすぐには引き下がらず「ここは観光地のひとつで、みんなここで記念撮影してるのに、なんで私たちだけ撮影したらダメなんだ！」と強く言い返していました。
（この時英語で言い返すフォトグラファーをみた二十歳のお嬢様。フォトグラファーは韓国人女性だったのですが、やはり英語は第二言語。その強くて勇敢な姿に憧れて帰りの飛行機で留学を決意、現在カリフォルニアの大学に通っています！
ニューヨークで成人の日の記念写真を撮りに来ただけのつもりが、その後の人生を変えるちょっとした出来事に遭遇したなんて、これもまたステキなことですね！）

お渡しした写真もご家族みなさんで見られたそうで、とっても喜んでいただけました。
「あと2人娘がいるからその時またお願いしたい！」と興奮気味にお話ししてくださり、私もその日がとても待ち遠しいです。

ウェディング撮影の時にもお話ししましたが、ニューヨークには、写真映えのする良いロケーションがたくさんあります。
ウェディングや成人の記念などに限らず「着物で撮影」するのには本当にいい街だと感じます。
実は七五三の季節には、初めての着物を着たお子様たちが、ニューヨークのいろいろなロケーションで撮影をしたりもしているんですよ。
海外に住んでいても「子供たちに日本の伝統行事を経験させてあげたい」と思われる方は多いようです。ステキなことですよね。

日本での伝統行事ももちろん華やかで楽しいのですが、ちょっと人とは違う写真を残したいという方には、日本を飛び出してどこか思い出の国や街・場所で撮影してみるのも良いのかもしれません。