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羽織りものはシーンごとに使い分けて「着物ひろこの着付けTIPs」vol.11

羽織りものはシーンごとに使い分けて「着物ひろこの着付けTIPs」vol.11

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気温の変化に対応できる「和装コート」、本格的な冬を迎えるための「防寒コート」。みなさまの冬支度はいかがですか?

2024.10.14

まなぶ

おさえておきたい”きものの格”の話 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.10

和のコート類、いつ頃準備する?

秋冬は、羽織やコートの出番!

南国ではほとんど必要なかったきものの防寒グッズ。着物ひろこ、本帰国して初めての冬を迎えます!

和のコート類、いつ頃準備する?

いよいよ防寒コート購入の時がやってきました。「さて何を?」とわくわくするも、関東はなかなか寒くならないですね……

その前に、秋も10年ぶり。

これはこれで長く楽しめるのですが、さてこうなるとどのタイミングで防寒コートを手にいれるべきなのか悩ましいところ。

まずはその前に、ここでいうコートとは、下記のように分類しています!

和装コート
→ 絹地で仕立てた、道行・道中着・羽織など

防寒コート
→ ウールやカシミヤ、ファー付など、洋服でいういわゆるコート類

2024.10.19

よみもの

コートを活用しませんか 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.18

帯付きか否かは体感やお好みで

秋、気温が本格的に下がるまでは、帯付き姿(羽織やコート類を着ず、帯結びが見えている状態)で良いでしょう

着物や帯を汚れやひっかけなどから守るため、「ちりよけ」としてショールや薄めの羽織りものを着る場合もありますが、必須ではないのでお好みで。

他人様のご自宅へ外の塵やほこりを持ち込まないためのエチケットとして夏でも「帯付きはダメ」、とされる着付け教室もあると聞きますが、絶対的なルールではないと私は考えます。

ただ一気に気温も下がり、これからの季節にはいよいよ「帯付き」だけでは寒々しく見えてきます。

南国タイでは、私は、薄いショール程度を、冷房対策に使っていました。

レーシーなショール

レーシーなショール

黒レース羽織り

黒レースの羽織

黒薄羽織

黒の薄羽織

2024.09.29

まなぶ

憂いの黒羽織 〜小説の中の着物〜 樋口一葉『十三夜』「徒然雨夜話ーつれづれ、あめのよばなしー」第四十一夜

同じ南国扱いですが、台湾では冬には気温が10℃くらいまでは下がります。

薄紫コート後ろ姿

気温に応じて、薄羽織、透けない上着、道中着、道行コート、防寒コートと使い分けていました。

道中着

リバーシブルの道中着

道行コート

絞りの道行コート

多分私よりみなさまの方が羽織りものに関してはお詳しいと思いますが、ざっくり一般的にどんなものがあるかご紹介しますね!

コートの種類と見分け方

一般的に、羽織と道中着は「カジュアル」扱い、道行コートは「フォーマル寄り」と言われています。

羽織だけは室内で脱がなくても失礼にならないので、帯結びに自信のない方は、これからの季節は羽織を着てしまうのも良いかもしれませんね。

2023.10.16

まなぶ

羽織で着物をもっと楽しむ 「大久保信子さんのきもの練習帖」vol.6

道中着、道行コートは、玄関に入る前に脱ぐのがマナー。

道中着は衿の形がきもののあわせと同じV型になっているもの。私はリバーシブルにしたので、きものに合わせて1枚で2通り使い分けています。

リバーシブルの道中着

リバーシブルの道中着

羽織の衿は後ろ側を外側におりますが、道中着の衿は後ろ側を内側におって着るので、お間違えのないように。

道行コートは衿の形が四角いもの。フォーマルな印象で使えます。

大島紬の道行コート

最近は丈の長いものが主流のようですが、身長に合わせてバランスをとるのが良いと感じています。

大島紬は、軽くて暖かく汚れもつきにくくて目立ちにくいので、箪笥の中でしまわれたままのサイズの合わないきものは、コートに仕立てなおすのも良いかもしれませんね。

あなたはベーシック派?個性派?

そして「防寒コート」ですが、これはまさにしっかりとした厚手のきものコートのこと。

ヘチマカラーやポンチョ型などさまざまなデザインと、見るからに暖かそうなのが魅力です。

最近は和洋兼用を謳うものが多いようです。安価なものではないので、確かに兼用できたら良いとは思いますが、私はまだ和洋共にしっくりくるコートには出会えていません

2023.10.18

よみもの

【Q10】着物にも洋服にも合うコートが欲しい! 「いまさんの着物お悩み相談室」

昨年購入したコートは洋風な印象のポンチョ型でしたが、私の場合、洋服にはシルエット的に大きく見えるのが苦手なので、やはりきもの用としてのみ使いたいと思います。

防寒コート
防寒コート2

暖冬なら

日本は乗り物や室内はかなり暖房が強く入るので、長時間外にいるのでなければ、和装コートにファーを巻いたり、アームカバーをつけたり、風の入るところをふさぐ程度が、快適かもしれません。

気温の変化に対応できる「和装コート」、本格的な冬を迎えるための「防寒コート」。

日本に戻り、試着をして買える環境となりましたので、私もお気に入りの一着を見つけたいと思っています!

2021.11.01

よみもの

こんなにも奥が深い、和のコートの世界 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.39

みなさまの冬支度はいかがですか?

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