着物・和・京都に関する情報ならきものと

初冬の候 ―立冬から小雪 「感じたい、七十二候」vol.4

初冬の候 ―立冬から小雪 「感じたい、七十二候」vol.4

記事を共有する

日々の暮らしの中で見るもの、食べるもの、着るものを意識して、ゆく秋を惜しみたいと思います。

2024.10.03

よみもの

晩秋の候 ―寒露から霜降 「感じたい、七十二候」vol.3

よみもの

岡田知子さんのコラム「ちょっとだけ、ていねいな暮らし」(全12回)

ゆく秋を惜しみたいと思います

紅葉の便りがあちらこちらから盛んに聞かれるようになりましたが、暦の上では、なんともう「立冬」を迎えます。

日本の北と南では気候の差が大きくなるこの時期ですが、日々の暮らしの中で見るもの、食べるもの、着るものを意識して、ゆく秋を惜しみたいと思います

立冬のころ

立冬

二十四節気の「立冬」には、

山茶始開つばきはじめてひらく
地始凍ちはじめてこおる
金盞香きんせんかさく

の三つの候があらわれます。

2020.11.06

まなぶ

立冬:冬の気配が感じられるようになる、暦の上での冬のはじまり! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

第五十五侯/山茶始開つばきはじめてひらく 十一月八日~十二日ごろ

山茶始開

花が少なくなるこれからの時期、ひときわ目につくのが山茶花や椿

初冬によく咲く山茶花と、晩冬によく咲く椿ですが、江戸時代に描かれた『百椿図』を見ると、その種類の多さに驚きます。

花の様子は古くから文様化され、和装でも立冬のころから春まで長く身にまとうことができます。

2023.04.11

よみもの

ボタニカルコスメ、日本古来の椿に秘策あり 「古谷尚子がみつけた素敵なもの」vol.15

第五十六侯/地始凍ちはじめてこおる 十一月十三日~十七日ごろ

地始凍

日ごとに朝晩の寒暖の差が激しくなるころで、北の地方から、それまで柔らかかったような地面がだんだん硬く感じられるようになります。

年に一、二度低山へ山歩きに出かけるのですが、早朝の日陰の道などで踏まれた霜柱が見え隠れするようになります。

2021.11.06

まなぶ

秋の名残と冬のはじまりが同居 ~霜月(しもつき)の巻~ 「十二ヵ月のアンティーク半襟」vol.7

第五十七侯/金盞香きんせんかさく 十一月十八日~二十二日ごろ

金盞香

この「金盞花」とは、園芸花のキンセンカではなく水仙のこと。

なかでも日本水仙の清楚で気品ある姿と芳しい香りには特に心惹かれます。

温暖な場所などでは、すでに蕾を持っているものも見られるようですが、水仙には強い毒性があり、野生動物もそれを知っているのか水仙は食べないのだとか。

小雪のころ

小雪

二十四節気の「小雪」には、

虹蔵不見にじかくれてみえず
朔風払葉きたかぜこのはをはらう
禾橘始黄たちばなはじめてきばむ

の三つの候があらわれます。

2020.11.21

まなぶ

小雪:小雪がちらつきはじめ本格的な冬の到来を感じる時期! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

第五十八侯/虹蔵不見にじかくれてみえず 十一月二十三日~二十七日ごろ

虹蔵不見

四月の「清明」のころにある虹始見にじはじめてあらわる」と対となる候です。

2021.04.03

まなぶ

清明:世界が清く朗らかに見え…さまざまな花が咲く時期! 「二十四節気で楽しむ着物スタイル」

陽の光も弱くなってきたため、小雨模様のお天気でも、まれに現れる虹も色が淡くなっています。

特に太平洋側の冬場は乾燥する気候になるため、綺麗な虹は春までおあずけとなります。

第五十九侯/朔風払葉きたかぜこのはをはらう 十一月二十八日~十二月一日ごろ

朔風払葉

北西からの冷たい風が吹き始めるころですが、特に強い風が最初に吹き荒れた日には、気象庁から「木枯らし一号が吹きました」と発表されます。

黄色や茶色、赤く色付いた木の葉が舞い、道端の角などに吹き溜まった様子を見るたび、「吹き寄せ」という文様が思い出されます。

2023.11.27

よみもの

妙心寺塔頭『桂春院』、紅葉狩りは静かにゆったりと 「京都できもの、きもので京都」vol.6

第六十侯/橘始黄たちばなはじめてきばむ 十二月二日~六日ごろ

橘始黄

橘はみかんなどの柑橘類の一種で、この果実が濃い緑色から黄色へと変化し始めるころは、暖かい地方でもいよいよ寒さが増してきた証でもあります。

2021.03.31

まなぶ

有職菓子御調進所 老松 ときじくのかぐのこのみ『大和橘』 「和菓子のデザインから」vol.3

青々とした常緑樹の葉と実は、長寿や不老不死の力を持つとされ、京都御所紫宸殿の「右近の橘」にもあるように、古くから宮中でも尊ばれてきました。

ころんとした橘の文様には、格調と同時に愛らしさも感じられます。

袷や羽織りものの温もりを感じて

現代は、夏から秋への衣替えが一番大きく変化したかもしれません。なかなか去ってくれない暑さに気を取られているうちに、冬がそこまでやってきています。

着物においては単衣の出番が格段に増えましたが、それでも、袷や羽織りものの温もりがうれしく感じられる季節です。

少しでも着物を着てお出かけしたいものですね。

2022.10.22

まなぶ

着物の温もりに包まれる霜月 「月々の文様ばなし」vol.8

2021.11.16

よみもの

霜月、移ろいゆく秋を慈しみて 「現代衣歳時記」vol.10

シェア

BACK NUMBERバックナンバー

LATEST最新記事

すべての記事

RANKINGランキング

  • デイリー
  • ウィークリー
  • マンスリー

HOT KEYWORDS注目のキーワード

CATEGORYカテゴリー

記事を共有する