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歴史ある小学校の校舎の面影が残る『ザ・ホテル青龍 京都清水』前編【YouTube連動】「紗月がゆく!着物で行きたい京の宿」vol.1

歴史ある小学校の校舎の面影が残る『ザ・ホテル青龍 京都清水』前編【YouTube連動】「紗月がゆく!着物で行きたい京の宿」vol.1

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元人気芸妓の紗月さんがMCを務めるYouTube連動の新企画がスタート!日本を代表する観光地・京都に次々と生まれる、着物で行きたい素敵な宿をご紹介します。最初に訪れるのは、清水寺まで徒歩圏内の好立地に建つ『ザ・ホテル青龍 京都清水』。総支配人の広瀬康則さんにご案内いただきます。

元人気芸妓の紗月さんが着物で訪れる京の宿

MCの紗月さん

日本の伝統文化や歴史が息づく千年の古都、京都。世界中から多くの観光客が訪れるこの街には今、さまざまなコンセプトを持った新しい宿泊施設が生まれ続けています。

祇園甲部で10年間、芸舞妓として人気を集め、引退後は本名の「るな」で活動中の紗月さんがMCを務める新企画「紗月がゆく!着物で行きたい京の宿」がスタート。

思わず着物で行きたくなる京都の宿を紹介します。

記念すべき第一回に紗月さんが訪れたのは……

世界遺産である清水寺へと続く参道、清水坂沿いにある『ザ・ホテル青龍 京都清水』。

『ザ・ホテル青龍 京都清水』の庭にて、総支配人の広瀬康則さんとMCの紗月さん

『ザ・ホテル青龍 京都清水』の庭にて、総支配人の広瀬康則さんとMCの紗月さん

とある建物をリノベーションして建てられたホテルの館内を、総支配人である広瀬康則さんにご案内いただきました。

こちらではまず、今回の紗月さんの装いをご紹介いたします!

実は初夏に収録を終えていた今回の新シリーズ。

紗月さんは、茶屋辻模様が描かれた夏牛首紬の訪問着という、趣味高い装いにてご登場くださいました!

素材感あるなかにもしなやかに透ける白地の夏牛首紬地に、藍色の染め模様が季節にぴったりです。

紗月さんの装い02

帯には、鴇色の濃淡の綴れの帯地を。玉子色の帯締めが全体をやわらかにみせてくれていますね。

紗月さんの装い03

さわやかな青空のもと、撮影スタートです!!

小学校時代の面影を残した趣あるラグジュアリーホテル

今回、ホテルの館内を紗月さんに案内してくださるのは、総支配人の広瀬康則さんです。

総支配人の広瀬康則さん

広瀬さんは、1984年に株式会社プリンスホテル(現、株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド)に入社。

『ザ・プリンスパークタワー東京』や『グランドプリンスホテル京都』などを経て、2019年9月より新ホテル『ザ・ホテル青龍 京都清水』の開業プロジェクトに携わることになりました。

『ザ・ホテル青龍 京都清水』の入り口

京都市では現在、統廃合によって閉校となった小学校の跡地活用計画を進めています。その中でもホテル転用の先駆けとなったのが『ザ・ホテル青龍 京都清水』

この場所にはかつて、京都市立清水小学校の校舎が建っていました。

前身は地元住民の寄付によって明治2年に開校した下京第二十七番組小学校で、昭和8年に現在の場所に移転新築されたのが清水小学校です。

学校自体は2011年3月に閉校しましたが、京都市は歴史ある校舎を保存すべく、NTT都市開発とともに2015年からホテル事業開発を進めてきました。

元清水小学校は当時としてはかなりハイカラな西洋風建築となっており、ホテルにはその面影が至るところに残っています。

例えば、最上階の窓はレトロなアーチ型

最上階の窓はレトロなアーチ型

最上階の窓はレトロなアーチ型

屋根にはヨーロッパ住宅で多くみられるスパニッシュ瓦が採用されており、それを船の装飾などに使われる木製の腕木が支えています。

ヨーロッパ住宅で見られるスパニッシュ瓦や木製の腕木

ヨーロッパ住宅で見られるスパニッシュ瓦や木製の腕木

「本当は全部壊して、一から建てた方が早いし安い。だけど、地元住民の方々が資金を出し合って建てた大事な町のシンボルなので、外観はほとんど残し、内観だけを変えて客室にさせていただいております」

と広瀬さんは語ります。

インタビューの模様

既存校舎の風格や趣を損なわないように留意しながら、工事を進めて約5年。2020年3月に『ザ・ホテル青龍 京都清水』が開業しました。

コロナ禍のため、レセプションパーティーなどは行えませんでしたが、アフターコロナの今では清水寺まで徒歩圏内の好立地にあるため、毎日多くの観光客が宿泊に訪れています。

サスティナブルな館内を散策

お話を伺った後は、館内を巡ります。

小学校時代の名残を残す階段

小学校時代の名残を残す階段

最初に広瀬さんが案内してくださったのは階段。

館内の中でも特に小学校時代の名残を残しており、床のタイルは当時のデザインをもとに新しくしたものの、手すりや縁に使われている木の部分は当時のままです。

木の部分は当時のままで、誰かがいたずらをした形跡も

木の部分は当時のままで、誰かがいたずらをした形跡も

そのため、卒業生の誰かがいたずらで刻んだ文字の跡も。誰がやったのか、何を書いているのかも分かりませんが、なんだか見ていると愛おしくなります。

ボコボコしていて、広瀬さんも最初は「本当にこのままでいいの?」と不安になったそうですが、だんだんそれが歴史と味わいに感じられるようになったそうです。

階段を降りていると、床の片側(中央の手すり側)がすり減っていることに気づいた紗月さん。

「生徒さんがそっちばかり通ったのかな?」なんて想像します。

自分が通った小学校でなくても、そんな風に、この場所で子供たちの笑い声が響いていたであろう頃に想いを馳せることができるのがこのホテルの魅力でもあります。

次に、美しい芝生が広がる庭にやってきました。

一面に芝生が敷かれた中庭

開放感のある中庭

コの字型に建物で囲まれた中庭には緑が溢れていて、天気の良い日は気持ちいい風を感じながら自由に散策することができます。

もともとここは、学校のグラウンドだったそう。小学校時代は多くの子供たちが元気に走り回っていました。

小学校時代の姿を残すホテルのシンボル・大階段

小学校時代の姿を残すホテルのシンボル・大階段

この中庭を正面に望む大階段はホテルのアイコニック的な存在。清水小学校の生徒たちは皆さん、ここで卒業アルバムの写真を撮影したそうです。

ホテル開発にあたっては当時の姿を残しながら、石を新しく張り替えました。古くなった石材も廃棄することなく、水溪の淵や、橋に再利用しているのだとか。

広瀬さんに館内を案内してもらう紗月さん

世界中でSDGsに積極的に取り組む企業が増えている昨今。

地震や火災に対する安全性を確保した上で可能な限り、150年の歴史ある小学校校舎を保存し、未来へと継承していこうとするこちらのホテルは、サスティナブル意識の高い欧米の方々からも注目されているそうです。

広々とした客室から目で楽しむ観光

続いては、気になる客室を案内していただきましょう!

今回は特別に、客室の中でも最も広い約136㎡を有する「パノラミックスイート」へ。

パノラミックスイートからは八坂の塔が見える

八坂の塔を一望できるパノラミックスイート

客室の扉を開けた瞬間、紗月さんから「わあ!」という歓声が漏れました

まず目に入ったのは、大きな窓の外にそびえ立つ八坂の塔。法観寺五重塔とも呼ばれ、東山のシンボルとなっています。

ベッドルームの窓からは緑豊かな景色が広がる

ベッドルームの窓からは緑豊かな景色が広がる

パノラミックスイートというだけあって、客室からは京都の街全体を見渡すことができます。

清水寺はもちろんのこと、豊臣秀吉と北政所ねねのゆかりの地である高台寺、東山を背に立つ霊仙観音が見え、「このお部屋にいるだけで観光できますね」と紗月さん。

毎年お盆に京都五山送り火では、メインの「大文字」は裏側になっているものの、「妙」「法」「船形」は見えるのだとか。そのため、8月16日は毎年この部屋は取り合いになるそうです。

圧巻の景色を眺める紗月さん

圧巻の景色に、紗月さんの晴れやかな笑顔がこぼれる

京都の瓦屋根も眼下に臨むことができるパノラミックスイート。

「ここは一泊ではもったいない!」という紗月さんに、広瀬さんも「ぜひ2〜3泊して頂いて、京都に溶け込むようにゆっくりと過ごしていただきたいなと思っています」と語ります。

パノラミックスイートにはカウンターやダイニングテーブルも配置されており、ホテルの客室というより、リビングルームに近いつくりになっているそう。

客室のダイニングテーブルで台本を読む紗月さん

観光に疲れたら、広々とした客室で好きな本を読むのもよし。テラスに出て、夕日を見ながらシャンパンを飲むのもよし。

日常を忘れて、自分だけの時間をゆったりと過ごすことができる『ザ・ホテル青龍 京都清水』。

次回も引き続き、広瀬さんに館内での過ごし方を紹介いただきます!

紗月さんファン必見!オフショット

大変長らくお待たせいたしました!紗月さんの新企画がスタートです!

大変長らくお待たせいたしました!紗月さんの新企画がスタートです!

また、この笑顔に出会えることができて光栄です!

また、この笑顔に出会えます!

その美しい横顔に思わず惚れ惚れ

……かと思えば、その美しい横顔に思わず惚れ惚れ

新企画は観光客で賑わう京都市東山から始まりました

新企画の撮影は、観光客で賑わう京都市東山から

7,000平米を超えの敷地面積に圧倒されます

7,000平米を超えの敷地面積に圧倒されます

早速、総支配人の広瀬さんと対面です

お優しい語り口の総支配人、広瀬さん

撮影が始まると一気にインタビュアーの顔に!

撮影が始まると一気にインタビュアーの顔に!

階段の上から下を眺める紗月さん

階段の上から下を眺める紗月さん

既存校舎の名残を残す階段を下りながら小学校当時に思いを馳せます

既存校舎の名残を残す階段を下りながら小学校当時に思いを馳せます

撮影当日は快晴!涼しい風が吹く気持ちの良い天気でした

撮影当日は快晴!気持ちの良い天気でした

客室から見える景色も最高。「紗月さんは持ってますね」と広瀬さん

客室から見える景色も最高。「紗月さんは持ってますね」と広瀬さん

パノラミックスイートで癒しの時を過ごしました

撮影の合間にほっとひといき

次回はホテルのお食事もいただきます。お楽しみに!

次回はホテルのお食事もいただきます!新企画では食レポが恒例に!?どうぞお楽しみに

文章/苫とり子
撮影/弥武江利子

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