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半衿をかえて印象激変!おしゃれな着姿に 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.9

半衿をかえて印象激変!おしゃれな着姿に 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.9

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まだ暑さの残るなかにも秋の気配がそこここに……こんな時期だからこそ、全体を秋仕様にするのではなく「小物から季節を先取りしていく」のが大人きものの粋!

2024.01.14

まなぶ

装いの”センター”、帯揚げをキメる!「着物ひろこの着付けTIPs」vol.1

半衿のおしゃれ

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半衿とは、長襦袢についている衿のこと。

小さい面積なのに”おしゃれの要”とも言え、着姿の印象を変えられる部分です。

絽の刺繍半衿
色々な種類の半衿

半衿は、季節によって付け替えます。

夏の間は絽目のものや、麻など見た目にも肌触りも涼しいものを。

そしてこれからの秋冬から春、次の初夏までの間は、塩瀬や縮緬など透けない素材のものに。

そんななか、一年を通して使えるのが、レースやビーズの半衿。

また半衿には、「リボン」や「レース」など、「半衿として販売されているもの以外」のものも使うことができます。

レースの半衿

着物や帯のコーディネートに合わせて、素材や色、刺繍やプリントなど、オリジナルのおしゃれを最大限に表現できる場所であり、小さな面積だからといって侮れません。

ちょうど時は9月。

まだ暑さの残るなかにも秋の気配がそこここに……

こんな時期だからこそ、全体を秋仕様にするのではなく「小物から季節を先取りしていく」のが大人きものの粋!半衿はぜひ真っ先に。

小物から季節を先取りしていくのが大人きものの粋!

コーデの幅が広がる半衿

とはいえ、最初はどんなものを選んだら良いのか悩む方もいらっしゃると思います。

最初は白半衿に小さな刺繍があるものなどから始めるのが良いかもしれません。

2022.02.22

よみもの

白衿派も納得、”唐織の半衿”みつけました!「古谷尚子がみつけた素敵なもの」vol.5

慣れてきたら、着物と同系色、または反対色を持ってくる、帯揚げや帯締めなど他の小物と色味をリンクさせるとまとまりがでます。

白半衿で着た時と印象が変わり、見慣れたはずの自分の着物が、とても新鮮なものに感じられます。

2021.09.06

まなぶ

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さて付け替え方ですが……

得意不得意のある「針と糸で縫う」方法以外にも、「安全ピンをさす」「両面テープで貼る」など負担のかからない方法もありますので、ぜひ試してみてくださいね!

半衿の付け方3種

【半衿の付け方1】縫う方法

縫う方法

「洗える素材の長襦袢と半衿」なら、私はその季節に使える複数のセットを縫っておきます。

手間はかかりますが、いちいち付け替えることなく、お洗濯も半衿をつけたまま、長襦袢ごと洗います。きものを着る頻度が高い方におすすめですし、通年着れる長襦袢や半衿の場合はかなり便利で7〜8年はこのやり方です。

デメリットがあるとしたら、長襦袢の数が必要になるので場所をとりますし、旅行にも荷物がかさみます。

またその日の気分やコーディネートで急に別の半衿が使いたくなった時には、縫い直すのか上からつけるのか、はたまた長襦袢を増やすのか……と悩むことでしょうか。

【半衿の付け方2】安全ピンでとめる方法

安全ピンで縫う方法

一番簡単だと思いますが、生地によっては半衿がふんわりする場合があります。また、気になったことはありませんが、衣紋からチラ見えする可能性があります。

丁寧につけるなら表裏別々に、安全ピンを多用してつけますが、慣れたら一本で表裏一度にとめれば、数は減らせます。

安全ピンを付ける方向はお好みで。

【半衿の付け方3】両面テープで貼る方法

両面テープで縫う方法

こちらもかなり!簡単手軽な方法です。

「着物用半衿テープ」でも「文具屋さんで購入できる両面テープ」でも、大差のない印象。ただし、テープを剥がすときにかなり慎重に布を押さえながら剥がさないと、生地まで引っ張り痛めてしまうことがあります。

貼りっぱなしにすると、あとが残ってしまう可能性もありますので、24時間くらいの間には剥がすようにすると良いでしょう。

2020.02.07

まなぶ

半衿(はんえり)とは?着物との組み合わせ方・選び方や縫い付け方法まで解説

共通して気をつけるポイント

いずれの方法においても、気をつけたいポイントは同じ。

布をピンとはること!

布をピンと貼る1

布をピンと貼る

実際に着た時に衿から出る位置を考えてつけます。内側は引き気味に、外側は湾曲に沿わせるとシワになりにくいですね。

布をピンと貼る2

着用時の形をイメージしつつ、内側は引き気味に

布をピンと貼る3

外側は湾曲に沿わせるとシワになりにくい

布をピンと貼る4

あらかじめ柄の出る位置を確認

まち針などを使うとやりやすいでしょう。

両面テープで貼った場合には、貼りっぱなしにせず、脱いだら(そっと)剥がすようにしてください。

さあ!秋の着こなしの準備を始めましょう。

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