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即実践!美しい”きものポージング” 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.6

即実践!美しい”きものポージング” 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.6

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誰もが知りたい! 分かりやすく即実践できる”きものポージング”をお伝えします!

2024.05.14

まなぶ

しびれるくらい粋でカッコいい!半幅帯の帯結び 「着物ひろこの着付けTIPs」vol.5

即実践、美しい”きものポージング”!

誰もが知りたい、きもので写真に写るときのポージング。

きものを着て出かけたら、思い出に、写真を残したいもの。

でもなんだかいつももっさりした写り……そんなあなたのお悩み解決!!

分かりやすく即実践できる”きものポージング”をお伝えします!

重要ポイント!撮られる時の「カメラ位置」

「撮ってあげるわ」という友人や、カメラマン役をしてくださる親切な方々は、大抵無意識、かつ悪気なく、ご自身の顔の前でカメラを構えてくださるもの。

けれども撮り終えた写真を見ると……

バランスが悪い写り

悲しいかな……実物よりも背が低くて頭も大きい、バランスの悪い仕上がりです。

かといって、かなり下からあおるようなアングルも、今度は人間らしからぬプロポーションに違和感を感じてしまいます。

そこで!!

撮っていただく時にも、撮って差し上げる時にもこれだけは覚えておいてください。

カメラの高さは帯位置くらい
カメラの位置は帯あたり

こうすると、自然かつ、スタイルアップした着姿の写真が残せます。

2024.01.07

まなぶ

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2022.01.14

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さぁ、次章からはいよいよポージングです!!

【基本の立ち方】「前重心」と「後ろ重心」

まずは、「前重心」と「後ろ重心」の違いにご注目を。

後ろ重心

「後ろ重心」どっしりとした印象

前重心で立つ。

「前重心」 すっきりとした印象

写真を見比べてみると一目瞭然。

かかとに立つ「後ろ重心」は、お腹が前に出やすく、どっしりとした印象に。カメラが後ろ以外の場所からあなたを撮る場合、体重をかかとにのせてはいけません。

足の親指の付け根(母指球)と小指側を結んだ位置から上の指側に体重をかけることを意識すると、「前重心」で立つことができます。

前重心

次に頭のてっぺんから糸で上に吊られているように、まっすぐ伸びます。

背筋が伸びる

頭のてっぺんから糸で吊られているように

いかがでしょう?

背筋が伸び、背が2センチくらい高くなった感じがしませんか。

【自然に美しい姿勢】胸はハートに

基本の立ち方ができたら、次は、自然に美しい姿勢をめざします。

実際にご自身の手で身体を触りながらトライしていただきますと、コツが掴めるかと思います。

ポイントは……

胸をハートに開く
胸はハートに開きます。

自然な上半身を作るために

「胸を開き、肩甲骨を寄せ、肩を下げ、腰をそらずに肋骨を締める」という、難しい言い方もできるのですが……

より簡単でイメージしやすく、即覚えられて実践いただけるよう、私が考えた言い方です。

胸をハートに開くと、自然と脇が閉じて肘もはらない美しい上半身が作れます。

脇と肘が軽く身体から離れた姿勢

脇と肘は軽く離す

この時、手のひらが上を向きますので、そっと返してもう片方の手を添えます。脇と肘が軽く身体から離れたこと、ご実感いただけますでしょうか。

自然に美しい姿勢ができる掛け声「胸をハートに開く」、ぜひお忘れなく。

【もう迷わない!手の使い方】卵を隠し持つ

そして着姿の写真を撮る時に悩ましい「手の表情と位置」。

こちらも、着物ひろこならではの言い方となりますが……

卵を隠し持つ

です!

卵を隠し持つ

「卵を隠し持っている」手

「胸をハートに開く」と、手のひらが上を向きます。

そこに”卵をひとつのせたつもり”になり、その卵を持ったまま手のひらを返すイメージをしてみてください。

もう片方の手は軽く添えます。

どんな位置でも可能

「卵を隠し持っている」手は、どんな位置でも使えますので、ぜひ試してみてください。

立ち方のバリエーション

・「前重心」で立ち
・「上から吊られているイメージ」で伸び
・「胸をハートに開き」
・「卵を隠し持って」まっすぐに立つ

これが基本系。

「身体の向き」は正面ではなく、左右どちらか斜めに振るとほっそり写ります。

正面

正面

斜め

斜め

斜め

斜め

その際、手前側の足を半歩後ろに引き、膝を曲げるとポーズに動きが出ます。

斜め

かかとは上げずに膝を曲げて「く」の字を

ただし、かかとはできるだけ上げずに膝を曲げて、布に「く」の字をつくります。

慣れないと少し難しいかもしれませんので、鏡の前で練習されると良いですね。

もうひとつは、片方の膝を前の布にあてる立ち方。少しモード系な印象になりますね。

モード系な印象

前重心で、片方の膝を前の布にあてる。

こちらでも、軸となる足にしっかりと乗り「前重心」に立ちましょう。

腰にはのらない方が自然ですが、それはお好みで。

2023.04.14

よみもの

”怖さ”を消すには、やってみる 「きものとわたしのエイジング」vol.4

後ろ姿を美しく撮られるには?

着物姿ですと、帯や髪型を写真に残すため、後ろから撮られることも頻繁にありますね。

最後に、後ろ姿をより素敵に撮られる方法もお伝えいたします!

カメラ側の足を一歩後ろに下げ、その足のかかとに乗ります。

後ろ重心

「後ろ重心」に立つのは、後ろから撮られるこの時だけ。

後ろ重心の立ち方

後ろ重心でスタイルアップ

もうお分かりですよね。身幅が狭く見え、スタイルアップして写ります。

お顔は、少し下げた足の方に振ると美しいと思います。

また手には「卵を隠し持つ」のをお忘れなく。

扉画像撮影/五十川満

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