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見えないところで大活躍！たかはしきもの工房のインナー「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.83

見えないところで大活躍！たかはしきもの工房のインナー「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.83

2024.05.01

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いろいろな和ブラを試しましたが、わたしは『たかはしきもの工房』の和ブラが気に入っています。無駄な脇肉をぎゅっと寄せるホールド感がたまりません。これなしできものを着ると、衿元がすっきり決まらないんですよ。

痩せたいと願い、筋トレの動画を眺めて保存したりするだけで、なんとなく体を動かしたような気になって、相変わらず痩せる努力をしないまま年月が過ぎているわたしですが、それでも、痩せて見えたいのです。

そんな横着なわたしに欠かせないのが、正面から見たときに5kg痩せて見える（……ような気がする）和ブラ。

いろいろな和ブラを試しましたが、わたしは『たかはしきもの工房』の和ブラが気に入っています。無駄な脇肉をぎゅっと寄せるホールド感がたまりません。これなしできものを着ると、衿元がすっきり決まらないんですよ。

和ブラ6着を使いまわして、年末に新調して、よれよれのものは捨てるようにしています。365日中360日和ブラを使うとして、持っているのは寒い季節用の3着と暑い季節用の『涼子』3着ですから、単純計算で1着あたり60日使っていることになりますね。

下着は消耗品です。替え時がわからない方は1着新しいものを買ってみてください。新しいものを身に着けると、やっぱりホールド感が違う！となりますよ。

たかはしきもの工房のアイテムは他にも、下腹の肉を無かったことにしてくれるガードル裾除け（当たり前だけど、脱いだら元に戻る）や、お太鼓の形がきれいにキープできて、丸ごと洗えちゃう帯枕、前帯の形がきれいにキープできる帯板など、女性目線で作られていて、かゆいところに手が届くものばかり。見えないところを支えてくれている、大事なアイテムがたくさんあるのです。

満点スリップや裾除けには、女性特有の汚れを長襦袢やきものに伝えない、特別な布が使用されています。

これさえあればもう安心！はー、さっぱりした、と爽快感に包まれていたのですが、後日、娘や母や友人などにきものを着せたときに貸し出す帯枕がない！と焦りました。

自分の分を貸し出せば、わたしは帯枕を使わない角出しをするか、半幅帯をするしかなくなります。

結局慌てて追加購入し、現在は「空芯才デラックス」を2つと、「枕ひも」（既存の帯枕や、タオルなどを入れて形を整えて使うアイテム）を1つ持っています。

そういえば、昨年からとうとう京都きもの市場さんのネットショップでも取り扱いが始まったみたいです。痩せて見えたい方、お太鼓がきれいに見えたい方、ぜひサイトを覗きに行ってみてください！悩み解決の糸口があちこちにあるはずです。

ほぼ一年中を着物で過ごし、着物ライフの楽しさをイラストとエッセイでつづる。執筆の他、着物や帯などのプロデュースも手がけ「着物は人生に寄り添うもの。おしゃれで楽しくて、お守りのような存在の布になれたらと願い、ものづくりをしています」と語る。著書に「大人かわいい着物読本」(主婦と生活社)、「おとなのときめきふだん着物」(河出書房新社)、「買ってはいけない着物と着物まわり」(実業之日本社)などがあり、最新刊は「東京着物さんぽ」(GB)。山形県在住で、子3人犬1匹の母でもある。