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動物を愛し、芸に邁進　先斗町・あや野さん「令和の芸舞妓図鑑」vol.3

動物を愛し、芸に邁進　先斗町・あや野さん「令和の芸舞妓図鑑」vol.3

動物を愛し、芸に邁進　先斗町・あや野さん「令和の芸舞妓図鑑」vol.3

2023.11.15 （2024.03.13 更新）

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京都の寺社仏閣や芸舞妓さんの写真で注目を集める写真家・小見直人さん。日々更新される彼の作品から、きものと版「令和の花街図鑑」をお届けします。今回ご紹介するのは、涼やかな目元が印象的な先斗町の芸妓、あや野さん。撮影は紅葉の名所である金戒光明寺の塔頭、栄摂院で行われました。

ご本人コメント

鮮やかな青というか紺の一枚は、芸妓になって初めて作ったお着物どす。「物持ちがいいね」ってよぉ言われます（笑）。

扇の絵柄は、梅・桜・菊・紅葉など季節のお花。綿入れした冬用のお着物なので、12月から3月頃まで着ています。菊の帯を合わせて、秋の彩りに似合うようにしました。小見さんに、「写真によく映える色ですね」と言うていただけてうれしかったどす。

うちはほんまにブローチが大好きで、お気に入りのものを前挿※にすることが多いですね。”女ムツゴロウ”を自称させてもろてるくらい動物が大好きなので、アニマルモチーフのブローチを簪にすることもありますよ♡

※前挿（まえざし）……髷（まげ）の前の方に挿すかんざしのこと

撮影後記

普段から交流のあった姐さんに直接撮影をお願いされたのは光栄でした。今回のロケーションは僕個人で使うのが初めてでいろいろと挑戦でしたが、気心の知れたあや野さんとの撮影だったので、自然な表情が撮れたかと思います。

先斗町さんの踊りの会でめちゃくちゃ恰好良く舞われている様を見て、「いつかは！」と思っていた念願が叶いました。指先や視線の先にまで配られた芸事の雰囲気を、少しでも写し撮れているなら幸いです。

共通の友人から後日、お写真を見られたあや野さんご本人が喜ばれていたと聞いた時は、僕もガッツポーズでした（笑）。

1975年、京都市生まれ。京都調理師専門学校を卒業後、ソムリエデビュー。日本ソムリエ協会認定ソムリエ、同シニアソムリエ、同ソムリエエクセレンス取得。2009年から、京都にある著名なワインバーのカウンターに立つ。
趣味で京都の寺社仏閣、芸舞妓さんの撮影をしている間に、カメラにどっぷりハマってしまう。ライフワークとして、Instagram等で写真をアップする日々。愛機はSONYのα７Ⅲ。

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